Yuzo Gallery Top  2003

BIRTHDAY LIVE 1
2003/6/28


さすがにバースディライヴ!いつもとは雰囲気が違う。全国からファンが集ってきた。
拾得の木製の大きなドアがぎ〜っと開く度に、懐かしい顔が現れる。
東京でお目にかかった人、長野でお目にかかった人、そして九州でお世話になった人…

不慣れな土地で地図を片手に拾得に辿り付いて、ほっとした表情を見せながら店内を覗く顔。
着席する前に、あちこちで「お〜っ!」という声が湧き起こって、会場が懐かしい再会で賑わっている。
みんな手を伸ばして近づくねんよ。あれって不思議だね…(笑)
私達も迷わず2日通しのチケットを買った。
さて、あの怒涛の3日連続ライヴから1年。今年はどんなライヴになるのかな…ワクワク。(^-^)

1部

振り返るには早すぎる
Happy Birthday to Me
ハンク・ウィリアムスを聴きながら
ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ
センシミーナ
マンゴーシャワーラブレター
チャオプラヤ河に抱かれて
旅の歌うたい
Trouble on My Mind




『振り返るには早すぎる』
いきなりこの曲…
去年30年のけじめをつけられ
新たにまた次の30年に向けて、という思いが窺える選曲。
勇造さんの目がまっすぐ前を向いているのを感じた。
きっと、今日が次の30年に向けての最初のライヴ、というメッセージ…
そう直感する。

続けて♪Happy Birthday to Me〜♪を一緒に唄う。
勇造さん!おめでとうございます☆

 

『ハンク・ウィリアムスを聴きながら』
ドラムが軽く刻んで後ろで控えている。

お父さんと一緒に中学生の女の子が来ていたからだろう。
勇造さんの音楽との係わりも中学生の頃だった、と
ささやかに彼女にメッセージを贈っておられた。
女の子がこの日を忘れずにいてくれるといいな。



『ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ』
出だしで、仲さんのギターがバイオリンのような音を奏でる。
静かなようで激しい…不思議な曲だと再認。




 

『センシミーナ』
ライヴに出掛ける前にCDで聴いていた曲。
ぐんと色っぽく感じた。




『マンゴーシャワーラブレター』
敬明さんが筒、レインスティックを揺らして水の音を演出。
それを聴いて、この曲が演奏されることを予感した。

何度聴いても心が解放され
目の前がぱ〜っと開けて、駈けぬける風を感じる。
音域も勇造さんの声にぴったりで、心地よい。
「ええ曲やね…」
初めて聴いたというファンの一人が呟いた。
それに大きく頷いた私。

この頃、更に好きになった曲のひとつ。(^-^)

 

『チャオプラヤ河に抱かれて』
シャカシャカとしたドラムをバックに
いつになく長いイントロ。
時として敬明さんのハープがバンドをひっぱる。


ここからは勇造さんのソロ

旅先の列車内で
眠るために掛けようとしたサングラスが見つからないので探しまわったら
すでに目に掛けていた…という爆笑のエピソードを披露。
これからの30年に不安がよぎる?(笑)
「サングラスに紐をつけなアカンなあ」とヤジが飛ぶと
「その内、ギターにも紐つけなアカンかったりして…」と
勇造さんが笑って答えはった。
J200みたいな大きいギターに紐つけたら
どっちが引っ張られてるんかわからへん。(笑)
いやあ、想像しただけでなかなか楽しい光景!(^Q^)/^
 



『旅の歌うたい』
27年間毎年行っておられる諏訪でできた唄。
まさに、旅の歌うたいである喜びが聞こえるよう。
こんな唄を唄えるって、ええ人生を送ってはるなあって思う。


   

『Trouble on My Mind』
Gチューニングで何が始まるのかなと思ったら
アドリブでボトルネックのブルーズ。
あとで聞いた話では、急に唄いたくなったとか。

♪20歳の頃にうとた唄の ちょっと半分くらいはオリジナル
♪その他は 替え歌…(爆笑)
♪ブルーズが好きで ちょっと自分で訳してうとてた
♪今になって気付いたけど 誤訳やった…(爆笑)
♪Trouble on My Mind

 

カンチが一緒に唄っている。
♪Trouble on My Mind〜
この唄は、1月の「のん」の打ち上げで
カンチのブルーズに応えて
勇造さんが唄ってくれはった唄。




『スイートホームKYOTO』
この時、ステージの勇造さんと目があってドキッとした。(*^m^*)

2部

スイートホームKYOTO
ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂
大文字
青函連絡船
それで十分
雲遊天下


 
 
3人がひとところに肩寄せあって、音寄せ合って…♪
まさに心を合わせる3人。




そ知らぬ顔をしながら(笑)
振られたら即座に鳴かせます!
これぞ仲さん!(^-^)



この様子からして、どんな音が出ているか
想像できそう…(^-^)
キュイ〜ン♪




出ました!
ネックの上から手を回して音を探っていく。
ギターじゃないみたい…
そう、何してもええねんで…そう聞こえる。(^-^)



『ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂』
バンドでこれをやらはったら、「あの瞬間」を逃してはなるまい。
バンドからも「やるぞ、やるぞ」っていう気配があるし
聴いているファンも「くるぞ、くるぞ」と構えている。
なんか、その構図がものすごく楽しい曲。(笑)


『大文字』
♪さあ もういっぺん さあ もういっぺん♪
みんなでコーラス。
顔を紅潮させて声を合わせるファンの様子を見ていると
みんな、勇造さんのことが好きやねんなあってつくづく思った。

『青函連絡船』
仲さんのギターが旅情たっぷりに聴かせる。
その仲さんの手元を
勇造さんがじっと見ながら揺れてはる。




『それで十分』



辛抱たまらなくなった敬明さん。
ついに拾得の中を駆けださはった。(笑)
玄関のほうに走っていってしまった敬明さんを探す仲さん。
どこいくん?^^;)
入り口ドアカーテンの袖に隠れたかと思うと
脱兎のごとく厨房のほうへ駈けて行き、会場は笑いの渦。
みんな、敬明さんを追ってキョロキョロ!o(@@ )o o( @@)o


拾得を1周して帰ってきはった敬明さん。(笑)
まさにハープゆえにできる「放し飼い状態」
これ、永見さんには無理な話です。(笑)

あとで聞いた話では
「もうちょっとやるか?」という勇造さんの囁きに
頷きながら最後には舞台の上で寝転ばはったらしい。
「予定通り」やったんやって…わは。(>_<)






勇造さんが楽しそうに「ハープ!けいめい!」と振られると
柔らかい体と軽快なリズムでハープを奏でる敬明さん。



ハープにつけるマイクを新調されたことで
マイクの乗りが断然良くなって、高音が綺麗に拾えている。
新境地に到達された敬明さん。
本日のベストショット、かな。(^-^)




いつもなら定位置のままリードを引き受けられるのに
今日は珍しく舞台の前にグングン出てギターを唸らせる仲さん。
こんな仲さんを見るのは初めて!
敬明さんのひとっ走りが効いたのかも。(笑)



『雲遊天下』
晴三さんのカリンバが軽やかに響いてイントロを奏でる。
時々茶目っ気たっぷりに、チャカチャカ♪と伴奏も交えて。
周りはそれにソロリソロリと寄り添って行く。
始まりは細く、終わりはうねるように太く…



晴三さんの前後に揺れるノリが好きです〜!



相変わらず歯切れのいいドラムを叩かはる永見さん。
ファンの一人が、ドラムを絶賛!
バンドが締まって良くなったって…たしかに!(^-^)



永見さんの足。
どうやら裸足みたいですね!



深々と頭をさげて挨拶をされるバンドの面々。
ん?敬明さんはまだまだやる気十分?(笑)
アンコール

ワルツを踊ろう
大きな自由




今日はいつもよりもよく呑んでおられました…ね。(^-^)





あいさつを指名された永見さん。
いつものごとく、とつとつと右に左にしゃべってはる最中に
勇造さんの「ハイ、永見くんでした〜!」という
終わりのサインがでる。(笑)



「まさか54歳までやっているとは思わへんかったけど
去年30周年記念もやったし、また新しいこれからの1年という気分です。
勇造バンドも6年目、ますます新しい感じでやっていきますので
どうぞよろしくお願いします」

ほんとに勇造バンドはどんどんよくなっていく。
ステージを降りてからのコミュニケーションがすごくいいのが手に取るようにわかる。

熱気をおびたままライヴは終わった。

いやはや、ファンとは勝手なもの…
あれは俺に唄とてくれはったような気がする…とカンチが言えば
あの時じっと見つめてくれはった…と応える私。
帰り道、夫婦で勇造さんの取り合い…(笑)
そして、明日もあるぞ〜っと、バタンキュー!

BIRTHDAY LIVE 2 (2003/6/29)

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