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関西フォークの草創期から一貫してメッセージソングを歌い続ける、 数少ないシンガーソングライターのひとりで 常に時代をはっきり見据えた切り口の鋭い歌と ブルーズを基本にしたリズミカルなギター演奏は 高い評価を得ている。 1949年京都壬生に生まれ、 兄の影響で小学校5年生よりギターを手にし、 高校2年で『ヒロシマ』を自作しフォークコンテストに入賞。 69年同志社大学に入学後、 べ平連などの平和活動に関わるかたわら、 本格的に演奏活動をはじめる。 74年「豊田勇造 長野隆ライヴ」でレコードデビュー。 日本国内だけでなく復帰前の沖縄を振り出しに アメリカ、メキシコ、ジャマイカ、パキスタン、タイなどを旅し さまざまな出会いを重ねるうちに独特の音楽世界をつくりあげる。 84年来日中のタイのバンド『カラワン』との出会いをきっかけに タイの「生きるための歌」を歌うミュージシャンたちと交流を深め、 タイを中心としたアジアも活動の場とする。 カラワンをはじめとするタイのミュージシャンを日本に招いての ジョイントツアーをほぼ毎年行う。 93年には「米」についての論文が毎日農業記録賞優秀賞を受賞。 94年に捨てられたタイ米の怒りと哀しみを歌った 「タイ米ブルーズ」を発表、一躍時の人となる。 97年からはソロ活動の他に『勇造バンド』を結成、 京都を中心にバンドライヴも行っている。 99年9月、勇造バンドによるアルバム『雲遊天下』を発表。 |