◆Yuzo Photo Gallery ◆2017


 

2017/5/7

豊田勇造
仲豊夫

OA/中村達紀 藤井よしのり

 



 OAは中村達紀くん&藤井よしのりくんの「のりのりコンビ」(笑)
 中村くんとはもう5年くらいご無沙汰していて
 東京に行ったあと沖縄に行ったとか、うわさを聞いて少し気になっていたけれど
 かわらず元気一杯で嬉しくなる。
 そして、中村くんが勇造さんに会わせたいと連れてきたのは、ギターリスト藤井くん。
 時々タイで演奏活動もしているらしく
 全体の流れをよく理解した演奏で、なかなか熱くてうまい!
 一方中村くんは以前にも増して体を使っての表現が増し
 何より嬉しそうで楽しそうで…
 芸風が変わった?(笑)
 そう何より「中村“たこ”達紀」の「たこ」が消えたよね。

 ここで若い2人が現れたことは、勇造ファンとしても嬉しいこと。 
 
 1部

ハンク・ウイリアムスを聴きながら
大山くん
ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂
アンディズ・ブルーズ
 



勇造さんと仲さんと、そして中村くんの3人で
ハンク・ウィリアムスを聴きながら
これがロックンロールバージョンで、最初は何が始まるのかと耳を澄ます。
この裏切りがなかなかカッコイイ!


 

 続いて大山くん
歌詞から鮮やかに大山さんの姿が現れ
お会いしたこともないのに、イメージが膨らんでくる。
かっこよかったんやろね〜!

久しぶりにたっちゃん(中村くん)とやるし、たっちゃんに試練を与えようと思うので
1部の全曲をたっちゃんにもやってもらいます


勇造さんは中村くんと離れたあとも、彼のことを気遣って年に2度ほど電話をしておられたとか。
同じように気遣っていたつもりの私だけれど、このあたりの行動の有無が雲泥の差。
おおいに反省する。






 

ジェフベックが来なかった雨の円山音楽堂
こ〜んな恰好して〜♪
中村くんは力いっぱい、仲さんはほどほどに…なかなか面白い一瞬が撮れた。(笑)
最初の勢いを置いて、曲はけだるく終わった。

 
 

中村くんのポーズを真似た勇造さん。
けど、ヒップホップになってないし。(笑)

 



 

タイで勇造さんやサバーイさん&ドンたちがよく行くという飲み屋に
アンディという65才くらいのブルーズシンガーがおられるらしく
その人のことを歌った
アンディズ・ブルーズ

 




 
2部

ホールド・オン

仲さんコーナー

小松ちゃん
大文字
パラドックス・オブ・アワーエイジ
九つの鐘 

 

 

2部では藤井くんが一緒に、ホールド・オン
仲さんと藤井くんのエレキギターが呼び合っていて
それが楽しそう。


 



 ちなみに藤井くんのギターはフェンダーカスタムショップのレリック。
 レリックというのは、長期間使用された傷や状態を再現した
 使い込んだ風合いがあるギターということ。
 フェンダーのビンテージギターは自分に合わなかったということで
 敢えてレリック加工し、更にあちこち手を加えた高級品。<価格を聞いてびっくり仰天!
 彼にとても馴染んでいたようで、エレキはこれ1本ですとのこと。 
 1本なら許そ…(笑)
 

ここで仲さんコーナー
最近こういう無茶ぶりが多くて…とぶつぶつ言いながらセットする仲さんがおかしい。(笑)

沖縄風の
慈しみの歌
身の程知らずですがブルーズをやります…ムーンシャイン
この曲は密造酒の歌らしく
仲くんはこう見えて…と勇造さん。(笑)



  



仲さんと2人で5月の歌を1曲と
小松ちゃん
ヒバリちゃんに聞けば、小松ちゃんは5月に亡くなったからだそうな。

♪門に守られている ♪黙って席を立つ ♪酒を汲む

この歌の言葉は抜群に厳選されていると、いつも唸る。
詩としても名作だと思う。
段々クレッシェンドして曲は終わった。


  

大文字
はっきりしたレゲエのリズムで、
パラドックス・オブ・アワーエイジ
俺たちの時代の矛盾
ジャキジャキとしたギターが小気味よい。


  


 

続く5月の歌として、九つの鐘
願い込めて仲さんが鐘を鳴らす。
結構上手!(笑)






   
アンコール


住所録
満月



当時A面が米、B面がタイ米ブルーズというカセットを作ったら
時代が時代だったから
あちこちから毎日のように取材依頼が来たという。
あの時欲張らず、おかしな?団体を作らずに
素直に歌に託したことの邪念のなさが
よかったんかもしれんと
打ち上げの時の槇野さんと勇造さんの会話。 




いつの間にか仲さんはマンドリンに持ち替えて。


アンコールでは4人でを。
16、7年前、高槻のピアマータで「うちの息子も勇造さんの歌を歌うんですよ」という
お母さんからの紹介で、中村くんと出会い、その歌というのが米だった
ということ。
渋い選択だよね。








楽しそうやね〜♪
中村くんの演奏中の笑顔は最高!

 







続いて住所録
何故この歌を選ばれたのかなあと思いを馳せる。
もしかしたら、仲田コージさんのことを思われたのか?

一瞬だれが歌っているんだろうと思ったら
藤井くんのギターがまるで女性が歌うような音を出した。
しみじみとよかった。


 

最後は満月
数日前の映画館でも聞いた。
向かって左に熟練した仲さんのギターが悠然と構え
右には若い2人の踊るような熱気が充ちている。
この絶妙なバランスを楽しむ。

  

こうして数年ぶりの再会は熱気を帯びて幕を閉じた。
旨い酒をのむぞ〜ってね。(笑)


 

亡くなる人がいる、再び出会う人もいる。
自分の力では計りしれない流れの中にいて
いろいろあるけれど、矢印はそれでも生きる方向に向いている。
目の前に現れる苦難は避けようがないけれど
どう立ち向かうかは「私」に掛かっている。
そして、動けばおのずと目の前が展開していく。
壁だと思っていたものが、実は扉だったということもあるかもしれない。
無理をせず、ゆっくりアジアの子になって歩いて行けばいい。
そんな気分になった連休の最後の日のライブだった。


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