Yuzo Photo Gallery2017





2017/11/25

OA/森田大地




季節は秋本番。
今年の紅葉は見事。
寄り道をしながら守口ゆめどのに向かう。




今年もうさぎさんとほたるさんの二人が中心になって開催されたライブ。
なんと8年目になるというからすごいね。



  

まずは森田大地くんがステージを暖める。
私の前には、同じ世代の中村“たこ”達紀くんが座っている。
彼の背中が一生懸命に大地くんの手元を追っているのがわかった。
けい子ちゃん(うさぎ)のリクエスト「飴色の日々」を交えて
相変わらずの自在なギターを聴かせてくれた。


ここで勇造さんの登場。
今日のギターはJ200。
大地くんが座ってサイドギターを務めて
歌いながら夜を往け
軽いギターで始まる。


  

米をいろんな言語で歌う
黄金色の海
この時期にぴったりの選曲だけれど
なかなか大変そうで、なんどか歌い直される。(笑)
でも、その間も後ろに流れるサイドギターがあるから
曲はずっと続き、船を乗り直すことができる。

最後はマイクで余韻の音を拾いながら
ヤンゴンの街に今日も雨が降る

 1部

歌いながら夜を往け
黄金色の海
ヤンゴンの街に今日も雨が降る
ホックモン・クルング
 






 

ここでうさぎさんこと、けい子ちゃんオンステージ!
リハでは何もやらないそぶりだったそうだけど
本番に強い!やたら強い!(笑)
アルコールのせいもあるのか…いや、ないと思う。素の勝負。(笑)
ホックモン・クルングが始まる。



とにかく楽しそうに鐘を鳴らしながら踊る。
曲が際どい内容でもあるので、やっていることも際どい。
この曲がライブの大きな山となったのは確か。
笑い転げさせてもらったよ。(笑)
完全に「けい子ちゃんonステージ」となり、主役をかっさらった。(笑)

 




2部の最初はソロで。
さらさらとしたギターで始まったのは
背中
ところどころに入る太い音が、リズムを際立たせている。
そして、ネックで、ジャキジャキさらさら…自由自在。
弦が切れた

 2部

背中(ソロ)
チャオプラヤ河に抱かれて(ソロ)
夢で会いたい(ソロ)
バルセロナの空の下
道しるべ
大きな自由
 

初回は準備がなかなか大変そうで、椅子を並べたりするのも時間がかかっていましたが
8回も回数を重ねると、随分スムーズになったよね。


夢で会いたい人はぎょうさんいるわと、夢で会いたい
20才のとき円山音楽堂で大勢の人と一緒に歌った時
出番を待っていたら、そこにエンケンが挨拶に来てくれて
びっくり感心したわ。


暗がりの中に誰かが立っているような錯覚。

 

大地くんがサイドギターを弾いて
バルセロナの空の下
エキゾチックな雰囲気が一杯になって楽しかった!


    

大地くんのギター、よかったよ。


  
 
  

今回は2部早々に弦が切れた。
そして、もう1回切れたのは、どの曲の時だったか失念。
このところ弦を切る勇造さんをあまり見ないなあと思っていた。
弾き方になにか変化があるのかなと想像していたけれど
今回のライブでは2回切れた。

勇造さんが弦を替えておられる間に、気を利かせた大地くん。
勇造さんのギターの弾き方の特徴を披露してくれる。
それがなんとも的を射ていて、面白かった!
本当にそっくり弾いてくれるから
同じコードなのに、弾き方次第でこんなにも違うのかと感心する。
それを完全に解明している大地くんにとっては
勇造さんと同じギブソンを抱えると、勇造さんと同じ弾き方になってしまうからと
敢えてマーティンを弾いているという。
な〜るほどと、ものすごく納得。
勇造さんに憧れつつも、自分を大事にする。
なんてクレバーなギターリストなんだろうと感心する。
思わぬ発見の弦張替えタイムとなった。


  


ほたるさんが鐘を鳴らして道しるべ
鐘を鳴らすタイミングがなかなか難しく
鳴らす人によって個性がでる。
ほたるさんは力強く律儀に鳴らしてくれた。
1部でのけい子ちゃんとの差が出て
なるほど、いいコンビなんやわと
再認する。
  

けい子ちゃんからリクエストのあった
大きな自由のロックバージョン。
バンドでないところでのロックバージョンって
一体どうされるんだろうと思っていたら
上手い具合に会場を巻き込んで、大盛り上がりとなる。
してやられたり。(笑)

   

  

 
 アンコール

大文字
ブンミー
走れアルマジロ
 


アンコールでの
大文字は、私的にはこの日のスペシャルだった。
大文字は通常会場を盛り上げる、参加する曲なのに
この日の
大文字は大地くんのサイドギターにリズム帯をゆだね
勇造さんはささやくような歌とギターを自在に。
歌わない
大文字…そんな印象で
今回のライブの中で一番裏切られた曲だった。

そして、ほたるさんのこともあっただろうか。
ブンミーを。
 
  



これで終わりという中、けい子ちゃんから更にアンコールの声がかかり
会場さえ戸惑う中、アンコールのアンコールとして
走れアルマジロ
申し訳ないような嬉しいような…(笑)
アルマジロライブだから、この曲で終わるしかないんよね、きっと。(笑)
大いに盛り上がってライブは終わる。


  

勇造さんの横では森田大地くんがギターを弾いている。
そして勇造さんの前には、中村“たこ”達紀くんが前のめりになって聴いている。
どちらも勇造さんが「僕の息子」という2人。
勇造さんの円山音楽堂コンサートの前に出会い、私たちと「勝手に前夜祭・後夜祭」をやった時の若者。
円山音楽堂では一緒にステージにも上がった。
あの初々しい姿を今も覚えている。

彼らはほぼ同い年
どちらも、彼らのお母さんが勇造さんのファンで
その影響もあって、子供である大地くんや達紀くんが勇造さんに憧れ
今この瞬間にここに居る。
私とて、彼らとは時々会って、楽しく音楽の話や他愛無い話をし
いつも仲良くさせてもらっている。
年齢は倍くらいちがうけど、私は友達のつもり。(笑)。

奇しくも打ち上げの席では、けい子ちゃんのリクエストから
大地くんのギターを借りて達紀くんが歌い
その横で大地くんがハーモニカを吹くと言うことになった。

どちらも、これまでいろいろあって、いろいろ苦心し経験してきた様を
少しだけ聞いているから
それが確実に身になり歌になり、音楽を大きくしていることが嬉しい。
私がそれを感じるくらいだから、勇造さんはもっともっと
その成長を喜んでおられるに違いない。

確実に時間は経って、確実に何かが変わった。
それは「成長」という言葉がぴったりくる。
その様子を間近で見ていて、本当にうれしいと思う。

勇造さんを中心に、みんなが同じ方向を向いて、曲がりくねりながら進んで、また交わる。
それは他でもない、「中心」が本物やからみんなが追いかける。
だから、幸せに交わえるんやと思う。
感動的やね。

勇造さん!ありがとうございます!
彼ら2人の分も感謝です。




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