Yuzo Photo Gallery 2017



2017/10/15






1部

ギブソンJ200
マンゴーシャワー・ラブレター
ワルツを踊ろう
帰郷
黄金色の海
ヤンゴンの町に今日も雨が降る
6時半(ホックンモンクルー)
 



早々にメンバー紹介をしながらギブソンJ200
それを演奏されたのがJ160Eだった。
後ろにJ200も控えているのに、なんでだろ?って思いながら
ライブが始まった。


  

今日はこんな雨の中、たくさんの人が来てくれてありがとう!
今日は雨の歌が多いです。(笑)


  


  


  

ケイメイさんがマラカスを振って軽やかに始まったマンゴーシャワー・ラブレター
雨を歌っているのに心晴れる歌。永見さんが軽快。
この曲が入っている「マンゴーシャワー・ラブレター」のCD、絶版になっていたのですがやっとできてきまして…
CDを見せながらちょっと宣伝。(笑)



うちの留守電に、自転車で事故をしてしまい、お金がないのでライブに行けないと入れていた人が
今日来てくれていて、うれしいです。


いや〜なんか、生活感一杯でええわ〜(笑)
ワルツを踊ろう…ギターの余韻を効かせて曲は終わる。






ここで東北の話。
現地の状況をテレビで見るにつけ、果たして歌いに行っていいものかと
勇造さんも悩まれたそう。それは私も同じだった。
プロジェクトを企画しても、肝心の東北のみなさんに喜こんでもらえるのか?って。
でも、勇造さんの歌は望まれていたんだよね。

釜石メサの草山くんに、あの震災の直後に聴けた(聴きたいと思った)のは
ピンクフロイドと勇造さんの歌だけやったと言われたんですよ。

すごい賛辞やね。
本当の意味で、勇造さんの歌が草山さんのそばにあったということやから。
細々ではあるけれど、今更ながらプロジェクトをやってよかったと思う。
そんな思いを乗せて
帰郷を聴くと、いつにも増して迫るものがある。
一緒に東北に行った人達と目を合わせて「思い出すね」って一言。
うんうんと頷きあう。ギターはJ200に持ち替えて。



  
 

  

日本一、世界一、ということは宇宙一のカリンバ奏者
そんな紹介で晴三さんがベースをカリンバに持ち替えられた。
秋田の広大な稲穂の揺れるさまを表現してほしい、という勇造さんのリクエストに応えて
サラサラさらさらと、頭(こうべ)を垂れ、刈り入れを待つ米。
黄金色の海…この前の南風楽天でも聴いたけれど
今日はそこに、世界の言葉で「米」を語るフレーズが追加されていた。



9月8日バンコクで作られた歌
ヤンゴンの町に今日も雨が降る

慈愛に満ちた曲。

そして、いわくたっぷりの
6時半
この曲はライブで実際に聞いて、いろいろ想像すると…いいかな。(笑)


  




 2部

チャオプラヤ河に抱かれて(ソロ)
ハンク・ウィリアムスを聞きながら(with 仲豊夫)
OKINAWA ON MY MIND(with 森田大地)
TO THE WAVERING(ブレヒトの詩)
ザ・パラドックス・オブ・アワー・エイジ
虹の歌

 


J200で、チャオプラヤ河に抱かれて

♪旅に棲む…いつもこフレーズに唸る。
♪アジアの子供にかえり始める…このフレーズにも唸る。

この2つのフレーズがあることで、曲がグンと奥行を増す。


  

激しいハーモニカで曲は終わった。
たっぷんたっぷんと筏が揺れる音を思い出す曲。


  

仲さんがマンドリンで参加。
亡くなった諸口あきらさんを偲んで
ハンク・ウィリアムスを聞きながら

テンガロンハットをかぶり、ちょっと格好つけた人だったけれど
本当はとても優しかった。
本番より打ち合わせのほうが更におもしろかったね。


カントリーウエスタン…いい感じに仕上がっていたので
この手のものも、またやってほしいなと思う。


  

またヘリが落ちました。
俺的には沖縄は別の国、日本の政府の力が及ばない国やとええのに

そんな気持ちを込めて、
OKINAWA ON MY MIND

森田大地くんが仲さんの「新しい」ギターを借りて登場。
黄色い声が大地くんに飛ぶ。
しゅっとした大地くんの、しゅっとしたギター。(笑)
勇造さんが大地くんを見つめる視線が優しい。


  



J160Eに持ち替えてバンドで。
ここからはメッセージ性の強い曲を続けます。



ブレヒトの詩にメロディーをつけたTO THE WAVERING
レゲエのリズムに乗ってバンドが踊っている。


  

続いて、ダライラマの言葉に曲をつけた
ザ・パラドックス・オブ・アワー・エイジ
小刻みに激しく、音が割れていく。
勇造さんが足踏みをされていた。



大往生の島に行った時にできたという虹の歌

夢かもしれない でも本当にそうして暮らしている人がいる
奪い合えば足りず 分かち合えば余る

なんてすごいフレーズなんやろ。
今の世の中で一番足りないことかもしれない、そんな歌詞。


  


  

  
  
   

相変わらずお茶目な晴三さん。楽しそうでええわ。



アンコール

もう一晩お前と
カトマンズ・レイン
 

  

アンコールでは、もう一晩お前と
そんな気分なんかな。

そして伊藤くんの歌、
カトマンズ・レイン
バンドでは初めてのお披露目。
伊藤さんがどれほどインドが好きだったかがわかる。




  

勇造さんはタイから帰られると新曲を用意してはる。
たぶんタイでゆっくり過ごされて、ライブからも離れることで
たまらなく作りたくなるんやないかって、想像するんやけど。

初めて聴く歌はワクワクドキドキ…どんなんやろって耳を澄ます。
それが成長していくのを見るのも楽しい。
この曲は化けそう…ってそんな予感もあったりして。

何度も何度も聴いている歌も
不思議なもので、同じフレーズに同じように唸ってしまう。
やられた…って気分。

落語でほら、同じ個所で何度も笑うのと似ているのかもしれない。

本物が繋がっていく理由が、ちょっとわかるような気がしたライブだった。



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