2011/12/24 クリスマスライブ 勇造&勇造バンド ゲスト:延谷旨俊、森田博 |
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今年はクリスマスライブにうまく合った。 寒波が来るという天気予報にちょっと用心したものの キーンと肌に冷たい空気に包まれるだけで、雪はお預けとなった。 小学校時代からの幼馴染みで 近頃ハープに目覚めた友人を誘って出かける。 玄米定食をいただく。 この日は、白和え(右上)が特においしかった。 いつ眺めても健康的な食卓だ。 |
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まずは渋いブルーズのリズムから始まった。 曲は、酒のみの歌 ♪明日は明日の風よ吹け ♪今夜は今夜の酒の飲もう 今日の心意気と聴いた。(笑) ギターはハミングバード。 |
今宵の勇造さんのギターは ハミングバードと真っ赤な345。 |
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ケイメイさんは真っ赤な半そでTシャツで。 結構寒かったようで 休憩中は、大きなコートを羽織って 寒そうにしておられた。(笑) お茶目な晴三さんは サンタの帽子をかぶって…(笑) |
うまくいくかどうか、ちょっとどうしようか悩んだのですが 手拍子をもらったら、上手く行きそうな… ロックンロールの手拍子… とにかく細かく刻んでみる。 それを見て 手拍子おおきに〜! ええ晩になりそうです。 ロックンロールな大好きなライブハウスが始まった。 バンドならではの音。 まさかロックンロール・バージョンの 大好きなライブハウスが聴けるなんて! このライブに掛ける意欲を感じて やられた!って…(笑) |
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ケイメイさんのハープが切なく 延谷さんのサックスが大きくうねる。 同時にバンドのリズムも大きくなり 曲がサックスに引っ張られている。 |
延谷さんのサックスが加わって ひたひたと雲遊天下 勇造さんも下がって 延谷さんのサックスが前に出る。 |
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345のエレキに持ち替えて レゲエのリズムでザ・パラドックス・オブ・アワエイジ 仲さんの足元でエフェクターが… 踏む踏む…☆ |
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五十嵐正史&ソウルブラザーズのギターリスト森田博さんが 愛用のギブソンJ45を抱えて舞台に。 勇造さんもハミングバードに持ち替えて。 曲は2008年インドの旅の記憶 人当りの穏やかな森田さんだけれど ギターを抱えると人が変わったようになる。 (と誰かが表現していた) かっこいい立ち姿でギターを弾く。 そういえば、目の色が違う。 長い歌やけど最後までインドを旅してくれたら嬉しいです。 |
勇造さん、仲さん、森田さんの 3本のギターで始まった。 最初の紹介の通り、長い歌だったため 森田さんのギターに聴き惚れで歌詞が飛んでしまった という勇造さん。 上手い具合に帳尻を合わせ 曲に戻られる。(笑) 3本のギターの分厚い音が手前に。 その分、バックのベースやハープ、ドラムは どれもが軽やか。 バンドの中でうまくバランスが取れている。 |
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来年、7月に連荘でデビュー40周年記念のバースディライブをやります。 その時、バンドの日と、1日はいろんな人に出てもらってライブができたらええなと 今考えているところです。 ちょっと盛り上がりそうで期待大。 |
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しっとりとアイ・リメンバー・ユー シャボン玉のように、ハープがはかなく鳴っている。 |
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仲さんが珍しくマンドリンを。 そして晴三さんはカリンバを。 始まったのはワルツのリズムでクリスマスソング |
先日めでたく還暦を迎えられた仲さん。 勇造さんが還暦の日にファンからプレゼントされた 赤い鯛柄のシャツが 今度は仲さんに回ってきたそうな。 …似合いすぎ。(笑) このシャツ、次はどこに繋がるんだろうか。 晴三さん?(笑) |
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クリスマスプレゼント大会。 沢山のプレゼントが用意された。 けど…当たらなかったよぉ。 カンチはケイメイさん出品の本が欲しかったらしいけど。 カボチャが当たったのは いつもなら22時半の新幹線に飛び乗るシンデレラ姫。 今宵は宿泊なので カボチャの馬車に乗らなくてもいいんだそうな。(^O^) |
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2部はソロで たぶん今年の歌いおさめになると思います、と 勇造ないないづくし 1部で2008年インドの旅の記憶の歌詞の飛んだので 歌い直したいとのこと。 私たちはそれほどでもなかったけれど 勇造さんは気になっていたようで その部分を挟み込んで歌い直して 片付いたようだった。 最後は、原発は要らない、で締めくくられた。 |
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永見さんがレインツリーを、晴三さんがカリンバで センシミーナ 勇造さんがギターをポン☆と叩くと それに合わせるかのように 晴三さんがカリンバをシャンシャン♪と振って 応えられた。 よく似た音、でも違う音が曲の中で行き来する。 勇造さんのギターがこねるように音を鳴らす。 |
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今年、何人もの人が亡くなって 談志も含めて、追悼の意味で歌いたいと 345に持ち替えて、久しぶりに唇かみしめて バンドの音が破れたように。 |
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仲さん!今日はええで! カンチが思わず、大きな声を掛けるが 「今日は」というところでみんなが引っかかり 今日はなお一層いいということで話が落ち着く。(笑) ほんまに、ぎくっとするやんか。(笑) 終わってから勇造さんが言われた。 ええ時って音が立ってるね、って。 |
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同じ楽器、同じバンドでもこれほどまでいろんなことができるのかと その違いがはっきり浮き彫りになった虹の歌 音は柔らかく、バンドは外に広がり、解放されていく。 |
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森田さんも加わって大文字 この歌にもうMCは要らない。 イントロが始まった途端、キュンと客席の背筋が伸びる感じがする。 欲を言えば、横にあるハミングバードで聴きたかったかな。 勝手なファンにとっては、この曲はやっぱりハミングバードで、って。(笑) ライブの最後を飾るのはそれで十分 今年特にこの曲は特別な位置にあったように思う。 勇造さんにとってもファンにとっても ジェフベックに変わる「なにか」があった曲だ。 永見さんがやっと見えた!(笑) 相変わらず、体のキレのいいドラム♪ |
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プレゼントの時間も使ったせいで 押していたので、アンコールは厳選?して1曲だけ。 それが早川豆腐店のバラードだったのは意外だった。 でも、歌が始まって、この歌を選ばれた気持ちがちょっとわかったような。 キーンと冷たい水に手を入れて ゆらゆら揺れるお豆腐をすくう姿が見える。 「豊田食料品店」のある、あの町のあの通りに かつてあった景色が惜しまれて蘇りライブは終わった。 |
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2011年も終わりに近づいているこの時期 否応なく振り返えると 悲しいことがたくさんあった年だったように思う。 悲しい別れもたくさんあった。 ♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス 自分の力の及ばないものの存在は、いつも感じている。 信者じゃないから、どこそこに行って あるいは何かの前にひざまづいて祈ることはないけれど 頭を垂れて、また時に空に向かって 命の有限さの前に、祈らずにはおれないことがある。 そんな一年だった。 あの件があって以来、家庭や家族の大切さが注目され 家で過ごす人が増えたというニュースも耳に入ってくる。 私の場合、生活自体は全く変わりがない。 ただ、自分の今がまさに「今」であること。 「今」の積み重ねが毎日だということが、心の隅でいつもうごめいている。 ♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス 必ず訪れる「別れ」 それはいつやって来るか、わからない。 だから、今できることに、今やりたいことに まっすぐでありたい。 勇造さんのどの歌の中にも、そのまっすぐな姿がたくさん見える。 それは言い換えれば、生きていることへの愛情かもしれない。 時にやさしく、時に激しく、時に懐かしく。 そう…勇造さんの歌に触れてみて まっすぐなことが決して激しいばかりではなく 時に、全てを受け止める優しさであることも知った。 私には私にしかない、まっすぐな道があるはず。 できればその道を、少しは周りの景色も見ながら、少しは周りにいる人を感じながら 優しく歩いていけたらいいなと思った日だった。愛情を持って… ♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス |