Yuzo Gallery Top  ◆2011

 

2011/12/24

クリスマスライブ


勇造&勇造バンド
ゲスト:延谷旨俊、森田博

今年はクリスマスライブにうまく合った。
寒波が来るという天気予報にちょっと用心したものの
キーンと肌に冷たい空気に包まれるだけで、雪はお預けとなった。

小学校時代からの幼馴染みで
近頃ハープに目覚めた友人を誘って出かける。



玄米定食をいただく。
この日は、白和え(右上)が特においしかった。
いつ眺めても健康的な食卓だ。


 
1部

酒のみの歌
大好きなライブハウス
雲遊天下
ザ・パラドックス・オブ・アワエイジ
2008年インドの旅の記憶
アイ・リメンバー・ユー
クリスマスソング

まずは渋いブルーズのリズムから始まった。
曲は、
酒のみの歌

♪明日は明日の風よ吹け
♪今夜は今夜の酒の飲もう

今日の心意気と聴いた。(笑)
ギターはハミングバード。


今宵の勇造さんのギターは
ハミングバードと真っ赤な345。


 


ケイメイさんは真っ赤な半そでTシャツで。
結構寒かったようで
休憩中は、大きなコートを羽織って
寒そうにしておられた。(笑)




お茶目な晴三さんは
サンタの帽子をかぶって…(笑)
 

うまくいくかどうか、ちょっとどうしようか悩んだのですが
手拍子をもらったら、上手く行きそうな…

ロックンロールの手拍子…
とにかく細かく刻んでみる。
それを見て
手拍子おおきに〜!
ええ晩になりそうです。
ロックンロールな
大好きなライブハウスが始まった。
バンドならではの音。
まさかロックンロール・バージョンの
大好きなライブハウスが聴けるなんて!
このライブに掛ける意欲を感じて
やられた!って…(笑)








ケイメイさんのハープが切なく
延谷さんのサックスが大きくうねる。
同時にバンドのリズムも大きくなり
曲がサックスに引っ張られている。

延谷さんのサックスが加わって
ひたひたと
雲遊天下
 


勇造さんも下がって
延谷さんのサックスが前に出る。





 


345のエレキに持ち替えて
レゲエのリズムで
ザ・パラドックス・オブ・アワエイジ
仲さんの足元でエフェクターが…



踏む踏む…☆


 

五十嵐正史&ソウルブラザーズのギターリスト森田博さんが
愛用のギブソンJ45を抱えて舞台に。
勇造さんもハミングバードに持ち替えて。

曲は2008年インドの旅の記憶

 

人当りの穏やかな森田さんだけれど
ギターを抱えると人が変わったようになる。
(と誰かが表現していた)
かっこいい立ち姿でギターを弾く。
そういえば、目の色が違う。




長い歌やけど最後までインドを旅してくれたら嬉しいです。

 



勇造さん、仲さん、森田さんの
3本のギターで始まった。
最初の紹介の通り、長い歌だったため
森田さんのギターに聴き惚れで歌詞が飛んでしまった
という勇造さん。
上手い具合に帳尻を合わせ
曲に戻られる。(笑)

3本のギターの分厚い音が手前に。
その分、バックのベースやハープ、ドラムは
どれもが軽やか。
バンドの中でうまくバランスが取れている。



 来年、7月に連荘でデビュー40周年記念のバースディライブをやります。
その時、バンドの日と、1日はいろんな人に出てもらってライブができたらええなと
今考えているところです。


ちょっと盛り上がりそうで期待大。


 



 

しっとりとアイ・リメンバー・ユー
シャボン玉のように、ハープがはかなく鳴っている。
 

仲さんが珍しくマンドリンを。
そして晴三さんはカリンバを。
始まったのはワルツのリズムで
クリスマスソング



 

先日めでたく還暦を迎えられた仲さん。
勇造さんが還暦の日にファンからプレゼントされた
赤い鯛柄のシャツが
今度は仲さんに回ってきたそうな。
…似合いすぎ。(笑)

このシャツ、次はどこに繋がるんだろうか。
晴三さん?(笑)



 

クリスマスプレゼント大会。
沢山のプレゼントが用意された。
けど…当たらなかったよぉ。
カンチはケイメイさん出品の本が欲しかったらしいけど。




カボチャが当たったのは
いつもなら22時半の新幹線に飛び乗るシンデレラ姫。
今宵は宿泊なので
カボチャの馬車に乗らなくてもいいんだそうな。(^O^)


 
2部
勇造ないないづくし
センシミーナ
唇かみしめて
虹の歌
大文字
それで十分

2部はソロで
たぶん今年の歌いおさめになると思います、と
勇造ないないづくし
1部で2008年インドの旅の記憶の歌詞の飛んだので
歌い直したい
とのこと。
私たちはそれほどでもなかったけれど
勇造さんは気になっていたようで
その部分を挟み込んで歌い直して
片付いたようだった。

最後は、原発は要らない、で締めくくられた。



 
 


永見さんがレインツリーを、晴三さんがカリンバで
センシミーナ
勇造さんがギターをポン☆と叩くと
それに合わせるかのように
晴三さんがカリンバをシャンシャン♪と振って
応えられた。
よく似た音、でも違う音が曲の中で行き来する。
勇造さんのギターがこねるように音を鳴らす。 
    

今年、何人もの人が亡くなって
談志も含めて、追悼の意味で歌いたい

345に持ち替えて、久しぶりに
唇かみしめて
バンドの音が破れたように。


 


仲さん!今日はええで!
カンチが思わず、大きな声を掛けるが
「今日は」というところでみんなが引っかかり
今日はなお一層いいということで話が落ち着く。(笑)

ほんまに、ぎくっとするやんか。(笑) 

終わってから勇造さんが言われた。
ええ時って音が立ってるね、って。
 

同じ楽器、同じバンドでもこれほどまでいろんなことができるのかと
その違いがはっきり浮き彫りになった
虹の歌
音は柔らかく、バンドは外に広がり、解放されていく。



 


森田さんも加わって大文字
この歌にもうMCは要らない。
イントロが始まった途端、キュンと客席の背筋が伸びる感じがする。


  

  

欲を言えば、横にあるハミングバードで聴きたかったかな。
勝手なファンにとっては、この曲はやっぱりハミングバードで、って。(笑)

  

ライブの最後を飾るのはそれで十分
今年特にこの曲は特別な位置にあったように思う。
勇造さんにとってもファンにとっても
ジェフベックに変わる「なにか」があった曲だ。




永見さんがやっと見えた!(笑)
相変わらず、体のキレのいいドラム♪

 


 アンコール

早川豆腐店のバラード

プレゼントの時間も使ったせいで
押していたので、アンコールは厳選?して1曲だけ。
それが
早川豆腐店のバラードだったのは意外だった。
でも、歌が始まって、この歌を選ばれた気持ちがちょっとわかったような。

 

キーンと冷たい水に手を入れて
ゆらゆら揺れるお豆腐をすくう姿が見える。
「豊田食料品店」のある、あの町のあの通りに
かつてあった景色が惜しまれて蘇りライブは終わった。




 2011年も終わりに近づいているこの時期
否応なく振り返えると
悲しいことがたくさんあった年だったように思う。
悲しい別れもたくさんあった。

♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス

自分の力の及ばないものの存在は、いつも感じている。
信者じゃないから、どこそこに行って
あるいは何かの前にひざまづいて祈ることはないけれど
頭を垂れて、また時に空に向かって
命の有限さの前に、祈らずにはおれないことがある。
そんな一年だった。

あの件があって以来、家庭や家族の大切さが注目され
家で過ごす人が増えたというニュースも耳に入ってくる。
私の場合、生活自体は全く変わりがない。
ただ、自分の今がまさに「今」であること。
「今」の積み重ねが毎日だということが、心の隅でいつもうごめいている。

♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス

必ず訪れる「別れ」
それはいつやって来るか、わからない。
だから、今できることに、今やりたいことに
まっすぐでありたい。

勇造さんのどの歌の中にも、そのまっすぐな姿がたくさん見える。
それは言い換えれば、生きていることへの愛情かもしれない。
時にやさしく、時に激しく、時に懐かしく。
そう…勇造さんの歌に触れてみて
まっすぐなことが決して激しいばかりではなく
時に、全てを受け止める優しさであることも知った。

私には私にしかない、まっすぐな道があるはず。
できればその道を、少しは周りの景色も見ながら、少しは周りにいる人を感じながら
優しく歩いていけたらいいなと思った日だった。愛情を持って…

♪祈ろう 祈ろう 今日はクリスマス



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