Yuzo Gallery Top  ◆2007




Organ 西野桂子 Bass 山田晴三

at 集酉楽(しゅうゆうらく)・楽々ホール
2007/1/21




京阪七条駅近くの集酉楽(しゅうゆうらく)サカタニさんにて
勇造さんと晴三さん、そしてオルガンの西野桂子さんのライブに行ってきた。
主催されたサカタニさんは、勇造さんと古くからの知り合いで
コンビニの2階のホールでいろいろな企画をされている。
ホールを作られた時から、勇造さんのライブを1番やりたかったんだそうな。
満を持してその機会をうかがっておられたという。
そしてその夢を暖めて、ついに思いが叶った日。
ホールは70人を越える人で熱気に満ちていた。

そんなサカタニさんの思いを邪魔したくないので
今回はレポを見合わせ、楽器の話などを少し…



写真は、勇造さんがJ200以外に舞台に用意されたギター
ギブソン アドバンスドジャンボ。
初お目見え。
手に入れられたのは最近の最近(!)ということ。
これで『アンコールへの道』を1曲だけ演奏された。
どうやら手ごたえを確かめておられる様子。
秋にCDを発売されるようで
このライブが終わってから、タイにてレコーディングをされる。
その際に、もしかしたら活躍するかもしれないギターだと
舞台でおっしゃっていた。



終わってから、カンチとひとしきりこのギターのことで盛り上がっていた。(^^;)
音はJ200ほど抜けないけれど
でもレコーディングには良さそうな感じがする、というのが
カンチの感想。
サンバーストも勇造さんに似合っていた。

勇造さんの抱えるギターは
ギター好きのファンにとって、ただのギターではない。
選択するのも大変だよね。(笑)

けどぉ…確か湯たんぽライブの時は

♪J200持ってるさかい
♪Jの50は買わへん

って歌ってはったよねぇ。
で、アドバンスドジャンボって…(ё_ё)

1部(ソロ) 
   ギターが友達
   勇造ブルーズ
   ありがとうディラン
   それで十分
   背中
   もしも鴨川がウヰスキーなら
   チャオプラヤ河に抱かれて

2部(with 晴三&西野桂子)
   スイートホームKYOTO
   ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ
   アンコールへの道
   海の人
   列車を走らせる男達の歌
   花の都/ペシャワール

アンコール(with 晴三&西野桂子)
   老いてこそロック
   満月
   大文字







拾得ではいつも舞台の奥で演奏されていて
見たくてもあまり様子が見えない晴三さん。
それが今回は演奏をしっかり見ることができ
ベースがどうして楽曲に必要なのかを、堪能させてもらった。

 

地味な楽器なのに主張する。
音に揺れがある。
そして、時に踊るベーシスト!(笑)
演奏の隙間で、くすっと笑わせる音展開も持っておられる。
それはまさに、晴三さんそのものの演奏。
改めて素敵なベーシストだと思う。(^-^)

ゆっくり演奏を見ることができてよかった、というと
拾得でも時々前に出ていってやりましょか?、と晴三さん。(笑)
コードをなが〜くして、みんな動きまわったらどうやろ、っていう提案に
落ち着かへんバンドやなあって、勇造さんと大笑い。(^O^)







ハモンドオルガンを弾かれた西野桂子さん。
サカタニさんのお店のすぐ近くに住んでおられて
日常的にもサカタニさんとも交流があるそうな。
近いということで、以下の機材を
ゴロゴロと押して持ち込まれたというのが、なんだかいい。(^-^)

女性ばかり4人のバンドで、CDも出されている。
去年、磔磔であった元憂歌団ドラマー島田和夫さんのライブで
勇造さんと初顔合わせされた。
それ以来、ジョイントされるのは初めて。
勇造さんの歌、音をよく聴いて
頃合のところに絶妙に音を置いていかれた。
勇造さんもかなり気に入っておられた様子。



年期の入ったハモンドオルガン。
左にバーがついていて、足でもペダルを踏む。
ところどころに貼られた「けいこ」のシールに
楽器への愛着が見える。(^-^)



更に年期の入っているのが、西野桂子さんの背中のところに置いてあったレスリーのスピーカー。
アンプが内蔵されていて
トップのコンパートメントには、ラッパのようなホーンが2つぐるぐると回転している。
演奏によって、回転の速度が変わるのがわかる。
この機材、リペアできる人が少ないんだそうな。

ピアノに比べ、オルガンは押し続けるとずっと鳴っている。
そして離すとプチッと音が切れる。
たった1音でもいろんな味わいが作れるのが魅力だ、とおっしゃっていた。
普段はRagなどで演奏されているらしい。
鍵盤から離れて話していると、華奢で静かでにこやか〜な人。
なのに、鍵盤を前にすると、水を得た魚のように自在に音を繰り出して、楽しそう。
ちょっと注目!

ハモンドオルガンとレスリースピーカーのサイト

レズリーキャビネットの秘密を追求する




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