Yuzo Gallery Top  ◆2005




2005/10/23
(デジカメを忘れたため、携帯での撮影)


早めに音やに到着し
リハが終わったばかりのところに入れてもらう。
舞台となる場所で勇造さんが
まるで自宅で遊んでいるかのように
1人ギターを弾いておられた。

その真ん前に座って
勇造さんが好き勝手?にギターを弾かれるのを
聴きながら、あれこれ雑談をする。
それはまるで、ちょっとしたプライベートライブ。(^-^)



天井が高いせいもあるのか
音がよく通り、よく響き
ギターがものすごくいい音!


途中、勇造さんからギターを渡されたカンチが
「弾きやすい!」と感動している。
その音を聴いた勇造さん。
「人が弾いてるのを聴くと、更にええ音に聴こえるね」
音が前によく出ている。
このギターも随分、勇造さん好みになってきたのかな?






拾得以外で珍しくバンドでお目見え。(晴三さんを除く)



仲さんのギターが冴え渡っている。


        1部

勇造ブルーズ
スイートホームKYOTO
高野グランドマンションのブルーズ
大文字
そんなんやない
小松ちゃん
海の人
この国で列車を走らせる男たちの歌



お孫さんを伴なって来られた敬明さん。
よちよち歩きで舞台ににじり寄り
「じぃじぃ〜っ!」(^-^)
それでも、ずっと飽きずに聴いていたのは
日頃の成果の賜物かと…(笑)
将来がとても有望と見た。(^_^)v


♪遠いところから
近いところから
ライブに来てくれた
お前に会いに来た〜♪

このセリフで、1人2人はコロリといった…かも。(笑)




永見さんのドラムは今日はちょっと小振り。
相変わらず軽快なリズム。


そんなんやない
レゲエのシンプルなリズムに

「頭に溢れるものが出てきて…
 ここはうちのバンドには危ない場所です(笑)」





この国で列車を走らせる男たちの歌には
敬明さんのハープが不可欠。
ほんとに目の前を列車が走って行くよう。
最後に「プシュ〜ッ」というオマケまで付いたのには
降参…m(_ _)m
ゆったりした気持ちの表れか
休憩もゆったりとって
ゆっくりやりましょう、という勇造さん。
でも私の前に座る遥々栃木から来た新しいファンは
9時5分には会場を出ないと
夜行バスに間に合わないという状況。
その上、
ジェフ・ベック…を聴いてみたいとのたまう。
今日は京都特集って言うてはるし
やらはるかもしれへんけど
さて、どうだか…
もっと早くにわかっていれば
なんとかお願いもできたものを…
「さくらさん、なんとかしてください」と
懇願の目で訴えられて
さくら、焦る…゚°。。ヘ(;^^)ノ


休憩の合間に傍を通られた勇造さんを捕まえて
事情をお話する。
「けど、今日は
ジェフ・ベックはやらへんねん…(笑)」とイタズラそうな目。
ジェフ・ベックは唄いだすと20分くらいかかるしなあ…(笑)」ぶっ。
「乗り遅れてもう1泊したらどうや?(笑)」ぶぶぶっ。
ううううっ…イジワル…ぶ〜!
それを聞いた遠来のファンも、叶わないか、と諦めかけている。

でも、だいじょうぶ!きっとやってくれはるって!(*^▽^)ノ彡☆ばんばん!
そう励ましながら2部を待つ。




2部の始まりは、音やで定期的にライブをされている
勇造さんのライブでもお馴染みの
タイのネンさんと一緒に
満月を…
勇造さんはピアノを。
ネンさんの歌声も哀愁たっぷり…ここはタイ国か。

              2部

満月(with ネンさん)
チャオプラヤ河に抱かれて(ソロ)
ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂(ソロ)
PPM500マイル
ありがとうディラン
アンコールへの道
花の都/ペシャワール
満月が呼び水になって
予定外に
チャオプラヤ河に抱かれてを…



そして、出ましたよ!出ました!
ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂
時は9時少し前。
あと5分少々で、一体唄い切れるのだろうか…と心配。
でもそこは勇造さん。
ぶ〜んぶん飛ばして、ガンガン鳴らして、果敢に攻める。
最後は壁の時計とにらめっこしながら
ぶっ飛ばす、盛りあがる、跳ねあがる…息をするのも惜しいよう。
そして、き〜っちり9時5分に終わったのでした。
遠来のファンは、握手をして駅に向かって走っていった。
まさにライブならではの、この日にしかない出来事。
勇造さん、我侭を聞いてくれはって、お〜きに!
おもしろかった〜!(^Q^)/^


流石に暑くなったのでしょう(笑)
上着を脱がれた。
音やに飾ってあったレコードに触発されて
バンドで、PPM
500マイルをしっとりと…




ま〜〜〜っすぐに曲がって来たという足跡を振りかえりながら
ありがとうディラン

初めてライブに来た人も多かったようで
その人たちにと、
アンコールへの道

そして、この音響で弾かずにはおれないだろうと察せられた
花の都/ペシャワール
この曲をバンドでやりだされてまだあまり日が経ってないけれど
それぞれの出どころが頃合いになって
バンドとしてとてもしっくりとしてきていて
完成に近づいているように感じる。

 アンコール

マダム・デカ
背中(ソロ)
勇造さんのお母さんのお里が
嵐山の隣、松尾。
ゆえに、嵐山は小さい頃から慣れ親しんだ場所で
川で泳いだ思い出などが蘇るよう。
その情景が描かれている
背中
ライブの最後を飾った。


ライブのあと
「生まれ育った場所が見えそうなこんな近くで、40年後に唄うなんて
思ってもみはらへんかったでしょ?」と勇造さんに話すと
「ほんまにそやわ…」と勇造さんもほっこり。
つくづく人生ってわからへんもんやなあという話になった。

松尾には松尾大社という、お酒の神社がある。
そこの氏子だったという勇造さん。
「松尾さん」と親しみを込めて呼んでいた松尾大社は
私にとってもカンチにとっても、氏神さんだった。
勇造さんのお父さんのご実家は、私の育ったホン近くだし
もしかしたら、どこかですれ違っていたかもしれない場所が
あちこちにあることを再確認。
「縁」ってあるんかな…

そして、この日は新しい縁が実った。
栃木・銀鉄の陽さん繋がりで
遥々栃木から見えた、勇造さんの新しいファンと知り合った。
最後の最後に念願かなって、
ジェフ・ベックが聴けた彼女。
大満足して、夜行バスに飛び乗ったものの
どうやら興奮してバスの中でも眠れなかったらしい…(笑)
またどこかのライブ会場でお会いできそうな予感がする。

こうやってみると、思わぬところで人が繋がっていく。
もしかして辿り辿ったら、世の中の人、み〜んな知り合いなんじゃないかって思うほど。ヾ(・・;)おいおい
そうだったら楽しい…ね。(^-^)

音やという名前にふさわしい、音を生かしてくれる空間で
いつの頃からか繋がっていた縁と、新しい縁の両方が私の中で交差した1日。
まだまだこれから広がりそうな予感が、なにやら楽しく、そして嬉しい。(^-^)


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