2003/5/28
いつもならこの時期 タイに行っておられることが多い勇造さん。 でも、今年はあいにくのSARS騒ぎ。 ということで 気心しれた南風楽天で急遽ライヴが決まった。 ちょうどその前に南風楽天 槇野さんが 「そろそろ勇造さんに連絡とろかなと思てる」 と言っておられたので、いいタイミング!(^-^) |
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この日の客席には 以前勇造さんと一緒にタイに行った人、あるいはこれから行くという人もいて オープニングの曲は『チャオプラヤ河に抱かれて』 「ほんとやったらタイに行ってるところやってんけど ちょっと行きづらい事情があって… で、何してたかというと、ゆっくりしてた…(笑)」 「今日は曲順を決めてないので、思い付くままやります。」 これはおもしろそう…(^Q^)/^ |
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「テレビでドリアンのことを悪く言うてる番組を知って ちょうどタイ米の悪口を言うてたんと同じやなあと…」 『タイ米ブルーズ』 勇造さんによれば「ドリアン・ハイ」というのがあって 「ドリアンのあの匂いが1、2回目は嫌でも 3回目くらいから気持ちよ〜なってくるねん…」だそう。(笑) その内タイ米ブルーズのように『ドリアンブルーズ』も作ろうかと… どうやらタイ米ブルーズを一部手直しすれば すぐさま『ドリアンブルーズ』になる手応えを感じてはるみたい。(笑) |
『夢で会いたい』 この唄が終わったあと客席から 「いい唄やね〜」という囁きを聞いた。 ほんま、ほっこりする。(^-^) |
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「昨日が母親の三回忌で…」 そう言えばもうそんなになるんやなあとつくづく… 初めて聴く『遺言歌』 とっても陽気な唄で、思わず手拍子をしてしまう。 遺言歌に手拍子ってまずいかなって、ちょっと遠慮がちに叩いてたら(笑) 勇造さんの「手拍子したい人はしてや」という一言で、みんなも手拍子された。 こんな遺言だったら救われると思った。 自分の遺したものは好きにしてくれ、というくだりで 思わず(!)手拍子のリズムを崩して♪パチパチと拍手してしまった私。 「今、拍手した人はJ200を狙ってる人です!」と勇造さんに突っ込まれて爆笑! み、み、見破られてる…わは。(>_<) |
『夢で会いたい』 『遺言歌』 『それで十分』 命に対する勇造さんの気持ちが なんだかわかるような曲の流れ 最後に3弦がぶちっと切れて 「ちょうど弦も切れたし、休憩をください。」 |
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休憩の時 「久し振りに唄うと気持ちええわ〜」とにっこり。 何故か五右衛門風呂の底板の話で盛りあがる。 はて…何からそんな話になったんか…思い出せないんです。^^;) |
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休憩の間には勇造さんの3枚組CDがかかっていた。 ということで、「今かかってた曲…」 『ホセが植えた木に雨が降ってる』で2部の幕開け。 |
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「400曲ほど持ち歌があるんやけど そん中には唄ってないのが何曲もあって… 今度こんな機会があったら、7日間ぶっ通しでライヴしてもええな」と勇造さん。 「7日間ライヴやったら毎日来てくれる人?!」と聞かれて 即座に迷わず手を挙げたのは、私と●〇●さんでした。(笑) 槇野さんがマジで「通しチケットの料金設定」を算段しはじめはる。(笑) 「その前に、マスターが7日続けて働いてるのを見たことないぞっ!」と やじが飛ぶ。(笑) |
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「心のままに7日間やったら この前と同じ曲唄ってはるやん、て言われそうやな」と勇造さん。 「そんなん誰も覚えてまへんで」と槇野さん。 「いやいや、書いてる人もおるさかい…」と勇造さん。 おおっ!私がメモってるのが見えてるんだっ!(>_<) またまた大笑い! |
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Gチューニングし始めはった。 今日Gチューニングしはったら 絶対に『タイガージェット山本シン』しかない。 そう思っていたら、やはり… 先日の「のん」での 山本シンのライヴの話をしながら 客席に置いてあるコップを取って始まったのが バリバリのボトルネック『タイガージェット山本シン』 J200を抱えるようにしながら キュイ〜〜ン♪とギターが唸り始める。 |
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あまりに激しい演奏に、4弦が切れた。 「弦が切れると『げんが悪い』とも言いますが 『げんき』と言う日もあります」…??? 続いて勇造さん。 「最近なんでもええねん!(笑)」…ヾ(・・;)モシモシ… |
「山本シン」本人を見て、唄を聴いたあとだけに 今回この唄はより肉付きをもって響いてきた。 すっ飛んだ人だったもん。(^Q^)/^ 『タイガージェット山本シン』のあと カンチが仕事帰りに南風楽天に辿り付く。 始めは、もうライヴも終わるのかと 外に立って聴いていたけれど 結局ライヴ料金をまけてもらって(ありがとうございます!) 中に入ってくる。 それからでも随分聴き応えがあったので寄ってよかった。 それにしても、一人スーツ姿!(笑) |
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舞台から降りずに続けて『満月』 何度聴いても、タイの情景が浮かんでくるよう。 |
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「もう1曲唄いたいのがあって…」と言いつつ 「あ、もう2曲唄わせて…」とにっこり。 何を思い付かれたのかな?と思いつつ なんぼでもど〜ぞ! |
「これからの30年のために つい最近ギターもこうたし…」 と『唇かみしめて』 つづいて『ギターが友達』 遅れてきたカンチがうれしそう。 |
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「南風楽天の好きなところは 外の電車の音や車の走る音… 普通の人が暮してる中でうとてるんやなあというのが 感じられてええなと思う」 ザワザワしたところがタイにも似てるのかなあと思う。 ライヴがゆっくり終わった。 |
ライヴでもおっしゃっていたけれど
お母さんが亡くなってもう三回忌になるという。
あの時も、そのあとの最初のライヴが南風楽天だった。
唄っておられる勇造さんも、聴いている私達も
なんだか胸が一杯になったことが昨日のよう。
そして今、それをゆっくり噛み締めるように思いだし
悲しいというよりは懐かしいというような顔をされていたのが印象的。
生きて死ぬ…それを当たり前のこととして受けとめ
亡くなった人のことを心の中にふんわり置いて過ごせたら…
しばらくライヴがなかったから、唄いたくて仕方なかったんだそうで
「昨日の晩もうれしゅうて…遠足前の日の気分やった!」とにっこり。
その言葉通り、楽しくて仕方ないという感じ。
唄いたい人がいて、聴きたい人がいて、それが一緒に時間と空間を共有して楽しめるってええなあ。(^-^)
まさに♪生きている間は楽しんでやれ♪
勇造さんの幸せそうな顔をお裾分けしてもらったライヴだった。