Yuzo Gallery Top  2003

2003/1/10


風我(フーガ)というジャズのバンドのコンサートを
YuzoBandのドラマー永見潤さんが初プロデュースされた。
ゲストが、勇造さんと都内在住のジャズピアニスト森下滋さんという豪華メンバー。


いまづ屋は勇造さんと永見さんが1996年に初めて出会われた場所。
また一緒にやろうと別れてから
勇造さんから永見さんに連絡があったのが1年半後…だったそうな。(笑)
人との出会いは不思議なもの。




 勇造さんはJ200を抱えて
 『振り返るにはまだ早すぎる』
 ギター1本、軽めにリズミカルに♪

 次に森下さんのピアノと一緒に『雲遊天下』
 森下さんとは8年ぶりの再会らしく
 開口一番「おおきゅうなったなあ〜」(笑)
 今や綾戸知絵さんのバックを勤めるミュージシャンに。


永見さんとデュオで
『唇かみしめて』…すごい迫力。
勇造さんのギターが永見さんのドラムを引っ張り出し
永見さんのドラムが勇造さんのギターを引っ張り出す。
呼び合ってどんどん盛りあがっていった。
YuzoBandで鍛えられた
息のぴったりあった掛け合い。(^-^)
たった二人でなんでこんなに曲が分厚くなるんやろって
感心してしまった。




敬明さんが勇造さんのハープを借りて飛び入り。
相変わらず「プアプアアア〜ン♪」と笑っている。
それに森下さんと、風我のベース町田さんも加わって
急遽バンド編成。
唄うは『ライトニンホプキンス』 …よたるよたる…よたよた。(笑)




大好きな『ライトニンホプキンス』
先日8日の南風楽天でも
カンチがリクエストして聴く事ができた。
何度きいてもブルージー。
今年もこういう曲を一杯唄ってもらいたい。
どこかで聞いたセリフじゃないけど
勇造さんにはブルーズが似合っている。(^-^)


風我

鳥取県米子市のJazz Innいまづ屋のレギュラーバンドの中心メンバー3人によるユニット。
最初はジャズ、ブルースのスタンダードを中心に演奏していたが、
言葉の問題にぶちあたり、段々と日本の昭和20年代の歌謡曲もレパートリーに入れ始める。
2年前にその現代的集大成として米子市で”昭和動乱期歌謡”と銘打ったライヴを行なう。
以後、昭和に限らず、色々な時代のしたたかな歌をレパートリーに加え、その幅を広げつつある。
現在は、いまづ屋を中心に山陰各地のライヴハウス、イベントetc.で活動中。
Member:伊達優子(vocal)長谷川広規(guitar)町田研(bass)

(永見さん作成のチラシより抜粋)


しっとり低めの大人の声質。
艶があるんだけど粘っていない。
それに声量もあって
なんでも唄えそうな底力を感じた。




谷川俊太郎の作詞という
『死んだ男の残したもの』という曲がしみた。

♪  死んだ兵士の残したものは
 捻れた銃と歪んだ地球
 平和さえ残せなかった
 他に何も残せなかった

   死んだ歴史の残したものは
 輝く明日とまた来る明日
   他に何も残せなかった  ♪

今の不穏な時勢に響いてくる。




YuzoBandは聴くたびによくなっている。
中でもリズムを刻む永見さんはいつもイキのいいドラムを叩かれるので
聴いていてうれしくなってくる。
今回の3CDの中では『二人の絵描きさん』の
シャキシャキした切れのいいドラムが好き♪

その永見さんが勇造さんのライブの合間に
四苦八苦して(笑)紹介、案内しておられた『風我』のライヴ。
初めてのプロデュースに力が入っているのが見えた。
以前クリスマスライヴで友人が当てた永見さんのドラムのバチも
ひょんなことから(!?)私の手元に有るし、
それにサインもしてもらったことだし…やっぱり行かねば…(笑)

遅刻しながら飛び込んだけど、いいライヴでした。行ってよかった。(^-^)
久々のジャズ…しっとりと聴かせてもらいました。
そして、それをうっとり聴いておられる観客席の勇造さんも
ちょっと不思議な存在でした。
風邪気味でとんがり帽子を被っておられたので
なんか童話から抜け出してきたようだった。(笑)

帰り際に御挨拶した永見さんは
全身から「ほっとした」という気持ちが溢れて出ていて
にゅっと差し出された握手にも、ぐっと力が入っていました。
ほんとにお疲れさまでした…(^-^)
ジャズドラムを叩く永見さん、また違った可能性を見たように思いました。
YuzoBand、今年も益々期待できます…ね。(^-^)


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