Yuzo Gallery Top  2002



2002/5/12

爽やかな風が店内を駈け抜ける。
オープンな状態で開催されたので
外の音が自然に店内にはいってくる。
電車の音も、車の音も・・・ざわめきも。
外を行く人が、覗きながら歩いていくのが見える。
そういう自然な中でやれることが、なんかすごくうれしい、と言う勇造さん。
この季節ならではの楽しみ方ができる場所だ。


  

自然の光の中で
ゆっくりと出番を待つ
勇造さんのJ200



前日の11日に明石寺珈屋で
12日は日中に須磨で、と
精力的にライヴをこなされたあとの
南風楽天のライヴだった。

あの夢のような長野以来、ほぼ1ヶ月ぶり。
勇造さんはいつも前に前に歩いておられた。
公式HPもできた。30周年の構想も着々と進んでいる様子。
勇造さんの姿に励まされ考えさせられ過ごした1ヶ月だった。


まず最初は今日CDを販売されることになった
大西さんのソロから始まった。「大きな樹」「窓の外には」

このCDはライヴの前に店内にかかっていたもの。
なにやら心地よい音だなぁって思って聴いていた、そのCDだった。



 大西さんのヤイリ


まずは「コーヒーブルーズ」
初めて聴く「シロアリブルーズ」
そして「裸足の唄うたい」




今日は手染めの気持ち良さそうなTシャツ姿。
自然な色合いが目に優しい。

そういう気分なんだろうなと想像する。


スペシャルゲストとして、YUZO BANDの永見じゅんさんを迎えて
建物の構造上、あまり大きな音も出しにくいようで
パーカッションも真中にコンガを置いて
いつもよりおとなしいしつらえで・・・



「俺達の時代」
「バルセロナの空の下」
「雲遊天下」
「チャオプラヤ河に抱かれて」



 2部

 「米」を皆で合唱
 会場にいた最年少の小6、中2の子供に話し掛けて
 「おっちゃんもそんな時期があってんで・・・(笑)」
 「君らにプレゼントするわ」といって
 あろうことか「もしも鴨川がウィスキーなら」が始まって
 会場は爆笑!
 「唄うたいは嘘つきのはじまりや!」とも。(^-^)

 そのあとに「ハンクウィリアムスを聴きながら」


「2階のおばさん」が始まった。
それまで会場の外で試し吹きをされていた前川さんを呼ぶために
「♪2階のオバさんサックスがきら〜い!
   2階のオバさんサックスがきら〜い!♪」
それに合わせて前川さんが演奏しながら会場にはいられて
いつの間にかステージに呼び寄せられた。
なかなか憎い演出だった!

   


伸びやかでJAZZっぽいサックスが鳴り響く。


この日の永見さん
なかなかよかった〜!


なにより勇造さんをよく知っておられる。
息がぴったり・・・


それにかっこいい!(^-^)



最初は遠慮がちだった前川さんも
一旦リズムに乗るとこの調子。


大西さんも段々興に乗ってきて・・・


勇造さんが上着を脱いで
一息つかれている間に

永見さんのMCが始まる。
30周年記念ライヴの説明が
あっちいったり、こっちいったりしながら
楽しく繰り広げられる。




もうしゃべることないってかんじなのに
勇造さんがお茶目に
「もっとしゃべってもらおうか」と
ひっぱられる。

困ってしまった永見さん。


「こまっちゃん」



「唇かみしめて」
「振りかえるにはまだ早すぎる」

どちらも思いが一杯で、ほんとによい〜!




 アンコール
 「マダム・デカ」
 「満月」

 それでも、まだ許してくれない?観客に
 「それで十分」

←ついに弦が切れた。
 まさにギブソンをかき鳴らし
 格闘する勇造さんがいた。


アンコールのあと
「さ、ビールのも!」と言って終わられた。
そのあとの光景。
ほんとにおいそうにゴクゴクと・・・(^-^)
お疲れさまでした。


大西さんのCDをカンチが購入して
それにサインをもらっているところ。
マイケル・ヘッジスに傾倒しているという話に
な〜るほどと頷く。


終わってから勇造さんに先日の長野の写真を見せて
また盛りあがった。
勇造さんのマーティンD45についてもカンチとも話が弾んでいた。


この日は、サウスパーキングのボーカルまじんぶ〜ちゃんも誘ったけれど
彼女も満足してくれたみたい。
ジャンルは違うけれど通じるものがあったようでよかった!


全体として、今までのライヴとは一味違っていた。
3フィンガーの曲が多かったこと。
そして、未収録の曲が多かったこと。
6月の3連続の夜の宴を頭において
何かを試しておられるような・・・そんな感じがした。


2002

inserted by FC2 system