難波ベアーズにて、アリマさんの追悼ライブが行われた。 題して「アリマキネン」 まずはこのセンスに脱帽。 アリマさんが参加していたり、仲良くしていた10バンドが集まっての 爆音ライブとなった。 |
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これが遺影。にぎやか〜! 遺影の前には、みんなが持ち寄ったお供えが並ぶ。 これは供養のために、みんなで好きに食べようと言うことに。 |
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横のスクリーンでは、在りし日のアリマさんの映像が流れている。 スキンヘッドのアリマさんしか知らないけれど 昔はふさふさ…ノリの良さは昔から。 その映像を眺めているのは、同じくひみつキングのベースの人。 後姿がなんとなく寂しそう。 今日はお坊さんのコスチューム。 |
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まずは献杯と行きましょう! みなさん、よく覚えておいてください。 先に死んでしまうと、こんな風にしてみんなにいじられネタにされるので 長生きしましょう! ひみつキングで付き合いの長い2人が並んでご挨拶。 いい挨拶やわ。ほんと。 ちなみに、ダライラマとガンジーのつもりらしい。(笑) |
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たくさんのバンドが演奏したけれど 今回はモッシュルームと鼻炎トリオのみの画像を載せます。 ひみつキングとモッシュルームという2つのバンドで活躍していたアリマさん。 ひみつキングではドラムを叩いてたアリマさんだけれど 音楽的センスが抜群で、昔はエレキギターをぎゅんぎゅん♪弾いていたらしい。 そんなアリマさんがギターを弾いていたモッシュルーム。 ひみつキングでは、アリマさんがドラムを、モッシュルームでボーカルをしている人がギターを そしてベースという3人だった。 メンバーは変わっても嗜好は同じ。 超高速リズムとシャウトの短い曲。 似合いすぎるくらい似あっている僧侶姿。 実は歌の内容はほとんどわからないんだけれど なんか魅了するものがあって 爆音でつんざくステージに釘づけ。 ひみつキングラストライブvol.1 |
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難波ベアーズという場所がら、実は出演バンドほとんどが爆音。 それはもう、半端な音ではない。 だから、鼻炎トリオの演奏をとてもとても心配した。 いつにない心配。 あまりに異色だから、受け入れられるだろうかって。 でもね、やってくれましたよ。!(^^)! いつもより気兼ねなく爆音が出せるということ 更にPAがいいようなので、思い切りのいい演奏ができ かなりいい線行ってたと思う。(^O^) 頭だけじゃなく口元まで隠すから、ほんとに…もう 学生運動を知らない若者には、このヘルメット大好きメンバーがどう映ったのだろうか。 聞きたかったけれど怖くて聞けなかった。(笑) 出演したどのバンドより「高齢」のバンドだけれど はち切れんばかりの若さに対抗できる かなり円熟した味が出せたように思う。 |
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たぶん、他の爆音バンドのほうが世間では異端児なんだろうけれど このライブにおいては、鼻炎トリオは異端児になっていたので 客席にいた私は、今までにない緊張で固まっていたんだけれど それを吹き飛ばしての演奏、良かったと思う。 人は必ず死ぬ。 だけど、誰も明日死ぬとは思っていない。 アリマさんはどうだったのかな。 病気がわかって治療に苦心する中、覚悟もあったように見受けられる。 「ラストライブのvol.1」などと自虐的なタイトルで、ひみつキングのライブをやっていた。 周りの人はみんな彼の病気を知っていたから 「これが最後やというと、客が集まるわ…」なんて笑っていたね。 治療の合間には自宅で楽器やエフェクタ製作をやり 更に出来るだけライブもやっていた… 最後までアリマさんはアリマさんやったよね。 お墓もない、仏壇もない、お葬式も公けにはやっていない。 死を覚悟して、ちゃんと段取りして、アリマさんらしく最後を迎えたと思う。 そして、そんな彼に、仲間がこんなにも心温まる明るいライブをして偲んでくれている。 こんなこと、誰にでもやってもらえるものじゃないよ。彼だからこそ。 亡くなってもなお、花開いた。 まだまだ若かったし、彼のことだからやりたいこと、また才能があったのでやれることが一杯あったはず。 それはとても残念だけれど、だけど見事に生き切ったよね。 安らかに眠ってとはいわない。 どこかで爆音鳴らしているはず。 ハンダゴテ片手に、にやにやしているはず。 みなさんの迷惑にならないように、少しはお静かに願います。(笑) アリマさんのことは忘れない。 楽しい時間をありがと。 |