Kanchi Gallery Top ◆2018



難波ベアーズにて、アリマさんの追悼ライブが行われた。
題して「アリマキネン」
まずはこのセンスに脱帽。
アリマさんが参加していたり、仲良くしていた10バンドが集まっての
爆音ライブとなった。


    

これが遺影。にぎやか〜!

    

遺影の前には、みんなが持ち寄ったお供えが並ぶ。
これは供養のために、みんなで好きに食べようと言うことに。



  

横のスクリーンでは、在りし日のアリマさんの映像が流れている。
スキンヘッドのアリマさんしか知らないけれど
昔はふさふさ…ノリの良さは昔から。
その映像を眺めているのは、同じくひみつキングのベースの人。
後姿がなんとなく寂しそう。
今日はお坊さんのコスチューム。



まずは献杯と行きましょう!
みなさん、よく覚えておいてください。
先に死んでしまうと、こんな風にしてみんなにいじられネタにされるので
長生きしましょう!


ひみつキングで付き合いの長い2人が並んでご挨拶。
いい挨拶やわ。ほんと。

ちなみに、ダライラマとガンジーのつもりらしい。(笑)

たくさんのバンドが演奏したけれど
今回はモッシュルームと鼻炎トリオのみの画像を載せます。



ひみつキングとモッシュルームという2つのバンドで活躍していたアリマさん。

ひみつキングではドラムを叩いてたアリマさんだけれど
音楽的センスが抜群で、昔はエレキギターをぎゅんぎゅん♪弾いていたらしい。
そんなアリマさんがギターを弾いていたモッシュルーム。
ひみつキングでは、アリマさんがドラムを、モッシュルームでボーカルをしている人がギターを
そしてベースという3人だった。



メンバーは変わっても嗜好は同じ。
超高速リズムとシャウトの短い曲。

 

似合いすぎるくらい似あっている僧侶姿。



   

実は歌の内容はほとんどわからないんだけれど
なんか魅了するものがあって
爆音でつんざくステージに釘づけ。

ひみつキングラストライブvol.1



難波ベアーズという場所がら、実は出演バンドほとんどが爆音。
それはもう、半端な音ではない。
だから、鼻炎トリオの演奏をとてもとても心配した。
いつにない心配。
あまりに異色だから、受け入れられるだろうかって。

でもね、やってくれましたよ。!(^^)!

   



いつもより気兼ねなく爆音が出せるということ
更にPAがいいようなので、思い切りのいい演奏ができ
かなりいい線行ってたと思う。(^O^)

   

頭だけじゃなく口元まで隠すから、ほんとに…もう

   

学生運動を知らない若者には、このヘルメット大好きメンバーがどう映ったのだろうか。
聞きたかったけれど怖くて聞けなかった。(笑)

    

出演したどのバンドより「高齢」のバンドだけれど
はち切れんばかりの若さに対抗できる
かなり円熟した味が出せたように思う。

   

   

   

たぶん、他の爆音バンドのほうが世間では異端児なんだろうけれど
このライブにおいては、鼻炎トリオは異端児になっていたので
客席にいた私は、今までにない緊張で固まっていたんだけれど

それを吹き飛ばしての演奏、良かったと思う。


人は必ず死ぬ。
だけど、誰も明日死ぬとは思っていない。
アリマさんはどうだったのかな。
病気がわかって治療に苦心する中、覚悟もあったように見受けられる。
「ラストライブのvol.1」などと自虐的なタイトルで、ひみつキングのライブをやっていた。
周りの人はみんな彼の病気を知っていたから
「これが最後やというと、客が集まるわ…」なんて笑っていたね。
治療の合間には自宅で楽器やエフェクタ製作をやり
更に出来るだけライブもやっていた…
最後までアリマさんはアリマさんやったよね。

お墓もない、仏壇もない、お葬式も公けにはやっていない。
死を覚悟して、ちゃんと段取りして、アリマさんらしく最後を迎えたと思う。
そして、そんな彼に、仲間がこんなにも心温まる明るいライブをして偲んでくれている。
こんなこと、誰にでもやってもらえるものじゃないよ。彼だからこそ。
亡くなってもなお、花開いた。
まだまだ若かったし、彼のことだからやりたいこと、また才能があったのでやれることが一杯あったはず。
それはとても残念だけれど、だけど見事に生き切ったよね。


安らかに眠ってとはいわない。
どこかで爆音鳴らしているはず。
ハンダゴテ片手に、にやにやしているはず。
みなさんの迷惑にならないように、少しはお静かに願います。(笑)

アリマさんのことは忘れない。
楽しい時間をありがと。

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