◆Kanchi Gallery Top ◆2014



Vol.6
『愛ある限り続く道』

2014/6/1




勇造さんの60歳記念のライブに合わせて始まった
ソウブラと鼻炎トリオのライブ。
次なる大きな山場、勇造さんの70歳ライブを目標にして始めたこのライブも
今年でもう6年目、折り返し地点に来た。

今年のライブは日曜日だったこともあって
ソウブラの面々は土曜日から関西入り。
土曜日の様子はDiary2014/6/3を見ていただくとして
前夜祭?ですっかり暖まった親交は、翌日のライブへとなだれ込む。



例年通り、勇造オフィスさんから衣類や本、雑貨を放出していただいて
南風楽天のテント下で売る。
それにしても、この場所はまるでバザー用に設えたみたい。
他ではこんな場所は確保できないよね。

今年はふと思い立ってTシャツを作ってみた。
とはいえ、売れ残ったりすると、それでなくとも厳しい財政を圧迫する。
どうにか完売したく、枚数やサイズ選択に悩んでこの日を迎える。



裏方としては、お客さんの入りが気にかかる。
自由で束縛しない雰囲気を大事にしたいという思いから
予約を敢えて取っていないので
それはつまり、当日まで読めない人数にドキドキするということになる。

心配をよそに、ライブ会場はどんどん埋まって行き
あとからあとから椅子を足して、全員に座ってもらうのに苦心の嬉しい悲鳴を上げたほど。
Tシャツも完売…私の仕事はここまで。

南風楽天にいい風が吹き込んで来た。
あとは彼らに任せたよ〜!


 

今年のライブはソウブラから始まった。
さすが、20年以上続いているバンド。
息の合った音が広がったとき、また出会えた喜びを感じた。
彼らは期待通りに現れた。

 

1曲目に、五十嵐くん曰く、予定外に
そこからロックで始まったライブ。
この曲の良さを今改めて感じている。
力をくれる曲だよね。
ソウブラは今回のテーマの「愛ある限り続く道」にスポットをあてて
強さと優しさのある選曲をしてくれた。
彼らの出す音には愛情がある。

  

  

お客さんの反応もいい。(^O^)

 

アンコールを求められて歌った
結風では
カンチが早くも飛び入り。(笑)

   

相変わらず五十嵐&カンチで顔を突き合わせて歌うさまは
信頼に充ちた空気が流れていた。
結風のお店で出会った、この歌あっての二人。
この瞬間、間違いなく幸せだという顔をしているし
見ているだけで、こちらも幸せな気分になった。

そこからロック
これまでもこれからも
再会の夜に
この星に日が昇る間の話
足元
抵抗の歌
風に口づけを
ほんたうのさいはひを求めて
解放の歌

結風 

  

外でソウブラの演奏を聴く鼻炎トリオ。
そう来たか…って、不穏な雰囲気が漂う。(笑)

 

2部は鼻炎トリオ。
こちらのほうは、同じくライブのテーマの「廃炉」に絞った選曲となった。
今回新しくやる3曲…手こずりながら練習に励んでいた。

 

ヘルメット被って、ハンドマイクもって…
一発やってやろうという気持ちからか?勢いをつけすぎて
あれこれ失敗はしていたようだけれど(笑)
物分りのいい大人にはならんぞ、という心意気は伝わった。(笑)
真正面から物申すという選曲でライブは始まる。

 

 


 

おっさんのブルーズでは恒例となった
山村@鼻炎トリオが熱演。
彼はその内、鼻炎トリオ客員メンバーになるやもしれない。(笑)
山村くんも「次の練習はいつですか?」って終わってから聞いてたもん。(爆)
一番練習で苦心していた
ボクはもんじゅ君では
本番に強い鼻炎トリオを見せつけたスナフくんだった。(笑)

 

東電イズ・バーニング
ゴット・ブレス・ジャパン
おお!ズサンナ
風に吹かれて
一本いっとこと思うだけで良かったのに
おっさんのブルーズ
ファンキー・モンキー・ベイビー(ボクはもんじゅ君)
深夜高速 

 

最後は全員で
廃炉で声を合わせる。
この曲は文句なく盛り上がるね。(笑)
会場全体で♪廃炉♪廃炉と大声を出す。
難しくない、けど確信を突いていて
それ以上でもそれ以下でもないわかりやすさが、一体感を生む曲。

 

 

そして最後の最後はやはり
走れアルマジロ
ソウブラと鼻炎トリオとの出会いの曲でもある。
師匠が繋いでくれた感謝の気持ちを持って
ライブは熱気を帯びて終わる。

 

廃炉
走れアルマジロ 


別にジャンルなんてどうでもいい。
だけど、ロックという言葉の持つ向こうに潜む、ちょっとヤンチャで、ちょっと棘があって
そしてやさしく逞しい、へこたれない響きが好き。
だからTシャツも「SAVE THE ROCK」にした。
そのロックからソウブラが始まったのが、偶然とはいえ、嬉しかった。

勇造さんの70歳コンサートまで続けよう…!

そういって始めたときは、先の長い話だと思っていた。
事実、勇造さんの70歳のコンサートさえ
口にした最初の頃は、ちょっとした夢物語のように響いていた。

ところがどうだろう。
もう6年が過ぎ、そのコンサートの光が現実味を帯びて見えてきた。
積み上げるだけだった私たちのライブも
そのゴールのテープを切るために着実に走っている。
夢はどうやら現実になりそうだ。

何を話したわけでもない
何があったわけでもない
ただ会いたい
ただ一緒に歌いたい
ただ一緒に過ごしたい

そんな気持ちが一番大事だということを今感じている。
当たり前の日常の中の「晴れの日」
それが私たちのこのライブかもしれない。

来てくれた人が言っていた。

ソウブラも鼻炎トリオもいい。
だけど、一緒だから更にあのライブは楽しい。

1年に一度、ここでしか会えない人が居る。
それが嬉しいライブ。
こんなライブもあっていいと思う。


そんな感想をもらって大きく頷く。
私たちが楽しんでいると同じように、来てくださっている人も楽しんでもらっている。
私たちの思いが通じているということは、すなわち、このライブが会場一体となって楽しめた証拠だと
裏方をしている者として、僭越ながら手応えを感じていた。

ライブの打ち上げをしているとき
滋賀のライブの帰りに、勇造さんと仲さん、ヒバリちゃんがわざわざ寄ってくれはった。
こんなスペシャルなことってあっていいん?
なんて幸せなんやろ?!\(^o^)/

拍手で迎えた師匠たちを取り囲んで、改めて乾杯をする。
勇造さんが核になっている。
勇造さんを囲んで輪となって広がった、その姿を後ろから眺めながら
いい景色だなあと思った。(^'^)

好きで集まる。そこに理屈は要らない。

この世知辛い、生き難い世の中にあって
ただ一緒に…というそれだけの思いで集まることができる仲間がいること。
その真ん中に大好きな師匠がビールを飲んではる。

至極の時間だった。

ご来場いただいたみなさんにも本当に感謝しています。
いつまでもヤンチャでいたい、無邪気でいたい
そんな私たちに付き合ってくださった沢山の人達。
本当にありがとうございました。
客席に誰もいない会場では、あのライブは出来ません。
みなさんがいてくださってこその私たちであることを痛感しています。

来年もやります。
日にちもはや決まっています。
5月30日(土)です。
その時も是非また、私たちの輪に加わってください。

関わってくださったみなさんに心から感謝します。
ありがとうございました。(さくら)



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