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『残された場所から』

2013/6/1



今年ではや5年目になる
五十嵐正史&ソウルブラザーズvs 鼻炎トリオのライブ。
今年もまた勇造オフィスさんから沢山のバザーの品が放出され
それもまた楽しみの一つとして
沢山のお客さんに来ていただき、満員御礼となる。




今年の垂れ幕は文字を書いて
その合間にみんなに手形を押してもらうという嗜好。
みんな手を汚すのを拒まず、協力してくれた。




諸般の事情から、鼻炎トリオがなかなか揃わず
ゆえにリハが1時間半遅れとなってしまう。
ごめんなさ〜い!

リハを見ていたソウブラから
こそこそと声がする。
「カンチさん、あのギターどうしたんですか?」って。
眉間にシワを寄せて答える。
「知らん…」(笑)



今年も駅の方角から、ぞろぞろとやってきた五十嵐正史&ソウルブラザーズ。
ライブをこなしている彼らのリハが始まると
そこはソウブラにしかない世界が広がる。
そうそう…思わず頷く。(笑)


『廃炉』を一緒にやろうということで、少々音合わせをする。
すぐに感覚は去年のライブに戻る。
勢いでやれば大丈夫!(笑)


まずは鼻炎トリオから。

 雲遊天下(ソロ)
風に吹かれて
深夜高速
一本いっとこと思うだけで良かったのに
なみちゃんとサンタさん(ソロ)
おっさんのブルーズ(with ソウブラ山村くん)
おばさんのブルーズ
エンドレス・エンド


最初はカンチのソロで
このライブの根っこになっている勇造さんに敬意を払って
『雲遊天下』を歌う。
この歌を最初に歌いたかった「何か」
今の世の中にこの歌がまたひたひたと染みてくる。




今回も勇造さんからメッセージが届いた。



おじさん集団の鼻炎トリオ。
最初はカンチ以外みんな座っているのにはびっくり。
こんなシナリオは聞いてなかったぞ。
弾きにくいんやないの?







で、やっぱり次からは立ち上がって。


客席にいた、先日結婚したばかりの奈美ちゃん夫妻に向けて
『なみちゃんとサンタさん』をソロで歌う。
この歌はしみじみよかったと、あとでみなさんに言っていただく。
奈美ちゃんはこの日、以前サンタクロース…つまり私がプレゼントした本やテープを持参してくれていた。







本番に強いと自負している鼻炎トリオ。
練習不足をどう補うか。
弾けるしかないよね。(笑)

少しずつ暖気されてエンジンが暖まってくる。
   

今日のために作った『エンドレス・エンド』は
試行錯誤の末に、ロックンロールバージョンでやることになった。
ここではドラムの有馬さんが、自分で手を加えたというエレキギターを抱える。
オナカの上にポン☆と置いて、楽しいんだよね。(笑)

気合いを入れるために?ヘルメットを被る。



有馬さんは座って、右足でドラムをドンドン☆しながらエレキを弾きだした。(笑)

     

踊りと言えばこの人を置いて他にないという坂本さんが
カンチに乞われて踊り出す。
すると、アルバイトをしていたちえちゃんも一緒にダンシング〜♪
盛り上げてもらってありがと〜!



お待ちかね、五十嵐正史&ソウルブラザーズの登場。

 変わらない夜道
新しい日々
青い一輪車
さよならバビロン
反対ロック
抵抗の歌
残された場所で
暮らしという名のラブソング



廃炉!(ソウブラ&鼻炎トリオ)





新しいCDもよく売れた。



場面は一転、他の誰でもない、ソウブラの音!



  

メッセージは、子供の一輪車から原発まで
多岐に及ぶ。
その中で一貫している、突き抜けた明るさと迷いのない音。
裏にある、悲しみや苦しみを包み込んだ明るさが
聴いている人たちにやさしく届いている。

   

  

このバンドのいいところは明快なところ。
『廃炉』といい『反対ロック』といい
聴いた人があれこれ思いを巡らす暇もないほど
言葉が明快、曲の構成も明快。
だから即座にお客さんを巻き込むことができる。
一緒に歌えば、叫べば
あ〜気持ちいいって…ね。



例年ソウブラに同行している江上さんが
『反対ロック』で上手い具合に合いの手を入れて立ち上がる。
誘われて手を振り上げる人が出てくる。
人が繋がっていく。
そして私はやっぱり、「残された場所で」が好き。
ソウブラの良さがよくでていると思う。

  

最後はソウブラと鼻炎トリオが満員電車のごとく舞台に集結。
歌うはテーマの『廃炉』
今年もまた、同じ歌を叫ばなければならないことは不幸なことだけれど
私たちは小さくても声を上げ続ける。
そんなメッセージを込めて
廃炉〜♪と会場全体で声を合わせる。

 

アンコール

 大文字
結風
走れアルマジロ)

 
 

アンコールを頂いて
ここはやっぱり、敬愛する勇造さんの歌『大文字』を。
勇造ファンが多い中、盛り上がる。

更にアンコールということで
ソウブラが関西と出会ったことでできた『結風』を。
この曲を演奏するのはたぶん初めての、ドラム有馬さんが
レゲエのリズムを刻み、一味ちがう曲に仕上がる。

燃え尽きたか、というところで更にお客さんから『走れアルマジロ』のリクエストを頂く。
思えば、この曲でソウブラと鼻炎トリオはあの円山音楽堂で跳ねたのだった。
森田くんのギターのネックにぶら下がる、円山音楽堂のときに作ったテルテル坊主が揺れている。



出会いは本当に街角でぶつかったような小さなものだった。
同じ勇造ファンとしてライブで出会い
勇造さんの60歳を祝う円山音楽堂のライブを挟んで
どうせなら僕たちもと、『勝手に前夜祭・後夜祭』をやることになった。
いつか一緒にやりたいね、という言葉が実を結んだ時だった。

それから5年。
恒例行事として一年の大きな山場となって
毎年出会った時と同じ6月に行っている。
5年続けたことで、ソウブラも関西でしっかり立ち位置を持ち
ソウブラファンも増えて、今年も満員御礼となった。
誰ももう今年で止めようとは言わない。
どころか、ライブの終わったあと、即座に来年の南風楽天の日にちを押さえているという手際のよさ。(笑)
楽しかった、またやりたいという、単純明快な気持ちがそこにある。

  

我が家で朝の4時前まで打ち上げ〜!



演奏しない私の役割は、ライブをサポートすること。
1人では賄いきれないけれど
勇造オフィスさんが陰ながらいつも応援してくださり
勇造さんからはメッセージをいただき、ヒバリちゃんは当日思わぬサプライズも届けてくれる。
そして多くの勇造ファンもまたご来場いただいて力をくれるし
日頃そんなに音楽に縁のない人も、楽しんでくれている姿が嬉しい。
それはまるで同窓会みたいだと言う声があがるほど。
私たちの活動は日常のすぐそばにある…普通の中にある楽しみ…それを実感できる。

できることしかできないけれど
できることはやりきる…それを目標に来年もまた一緒に遊びたいね。

来年は6月7日だって。
今から書いておくスケジュールの欄もないし、鬼の笑う場所すらないけれど
6月が近づいたら、おやおやまたその季節だね!って来ていただけると嬉しい。
彼らはその気持ちに反応して、簡単に盛り上がりますので
どうぞよろしくお願いします!(笑)

ご来場ありがとうございました。
そして、ソウブラ、鼻炎トリオの面々もありがとう!
また一緒に遊びましょ〜!

See You〜♪


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