2009





2009/11/15

●WESTSIDE.B.B
●トミタショウゴ
●ヒライジュン
●カンチ



珍しく4組ものブッキング。
知っているのは「WESTSIDE.B.B」だけ。
さて、どんなライブになるのかな、と音やに向かう。




リハ入り時間丁度に着いたのに
すでにリハが始まっていた。
WESTSIDE.B.Bのだいすけくんが歌っている。

たぶん4組の間に面識が少なかったせいだろう。
付かず離れずそれぞれの様子を見ながら
みんなが寄っているように感じた。
ライブ前の緊張した雰囲気が漂っている。




まずは腹ごしらえ。
これぞ豆カレーの中の豆カレー!(笑)
こんなに豆の割合の多いカレーを知らない。
豆がごろごろと乗っている。
でも、柔らかいから違和感がない。
おいしかった。


トップバッターは
WESTSIDE.B.B
久しぶりに2人揃ったらしく
お互い照れているところがおかしい。(笑)
自由な腕白少年のような雰囲気で
飄々とした空気に包まれ
気持ちが楽に、そして元気になる歌声。
どれだけ聞いても疲れない、体にまとわりつかない音。
この距離感がいい。

安いからってエコー(たばこ)を吸っている二人。
なんとも飾らない『エコーで行こう』

 ♪エコーで行こ〜ぉ♪エコーで行こ〜ぉ
 ♪今日もエコーで行こ〜ぉ

このフレーズが脳裏に焼きついてしまった。(笑)
分かりやすいフレーズがあるのは強みやね。

だいすけくんのギターは
カワセのマスターかな?
雅シルバくんのウクレレは不明。





ギターのだいすけくんは
近い内にふらりと海外に行ってしまうらしい。
どうやらタイ方面か?
いつ帰ってくるのかもわからない、気ままな旅。
そういえば、勇造さんの『2008年2月インドの旅のj記憶』の頃
彼もインドに行ってたんだそうな。

だいすけくん、元気で行ってらっしゃい。
その間、ウクレレの雅シルバくんとたまに遊びます。
帰国したら、きっと連絡くださいね。
ライブを企画しましょう!





続いて、
トミタ ショウゴ、通称トミショウくん
マスクをして音やに現れ
一瞬風邪を引いているのかと思ったけれど
どうやら喉を大事にしてのマスク姿の様子。
本気モードを感じる。
京都会館第二ホールにて開催されたLIVE KIDS Vol.19で
ベストボーカリスト賞を受賞している。
着うたも配信しているという。

ギターはギブソンのサザンジャンボ。
ラインでとっていた。




このCD、バックの音がタイトでかなりいい!(^-^)v



最初に歌った『Back to the city』
これはバンドだと更に良さそうな曲だと感じていたら
買ったCDにバンドバージョンが入っていた。
ベースがズンズンと響いていて
こちらもなかなかいい。

音やの薬膳カレーを目当てに来たと言いつつ
歌うのは『カレーうどん』
こういう振りをされたら
さぞかし緩くておかしい歌だろうと想像していたのに
それは全く裏切られた。
混ざって溶け合い、お互いを尊重し合うという
人と人との混ざり合いを歌った歌。
カレーうどんという文言は一言もない。
なるほど、こういう料理の仕方もあるのかと感心。


バンドも聴いてみたいです。
ラインを通さないギターも、どんなになるか興味があります。
あ!着うたを無料にしてくださ〜い!(笑)




ヒライジュンさん。
京都祇園のシルバーウィングというライブハウスのマスター。
すごくカッコイイし、物静だったから
とっつきにくい人なのかな?とか
一体どんな歌を歌われるのかな?と思い気や…
うまかった!渋かった!親しみやすかった!
声は嫌味なくよく伸びている。
出来上がった大人の世界。

ささやくように歌われた
宮沢賢治の詩に歌をつけた宇佐元恭一『雨ニモマケズ』には
すっかり魅了させられた。
たくさんの女性ファンが駆けつけていたのも納得。




カンチを気に入ってくださり
シルバーウィングにも呼んでくださることに
なるかもしれない気配。


ご連絡お待ちしています。
お店に伺ったら『雨ニモマケズ』をリクエストしよっかな。(^-^)v



ギターはテーラー。





最後は
カンチ…今日は年齢順。(笑)
リハを聞いて、ジュンさんにも面白そうだと楽しみにしていただいた。
WESTSIDE.B.Bの2人からは
会うなり『ぐりぐり巻き』をリクエストされた。
歌わなかったらどこまでもアンコールするとまで言われて
まずはこれを1曲目に持ってきたカンチ。(笑)
しょっぱなから笑いがクスクス。
音やのママも「なにこれ?」って笑っている。(笑)
ものすごく単純な曲なのに
どういうわけか、演奏する側からは受けがいい曲。
単純だから「いじり易い」のだろうか?
ギターはギブソンJ50。

前の3組の出来があまりに良かったので
カンチも力が入って、入りすぎて間違ったりしていたけれど
そこはご愛嬌で…(笑)
もしかしたらMCは一番普通に面白かったかもって思う。
これも年の功?(笑)


日々平常心、そして日々精進。(笑)






今日も雅蕉Matuoくんが駆けつけてきてくれていた。

この日、新しく繋がった人たち。
1人40分、たっぶり歌うので
それがもしかしたらしんどいかも、って思っていたのに
終わってみれば全くそんなことはない。
味が違うので、それぞれを十分に楽しむことができた。
これほどの歌うたいが揃うとは思ってもみなかった。
知り合えたこと、お話ができたことが嬉しい。

リハをやっている最中に、別件で訪れた人に
「さくらさん?」と呼びかけられた。
見上げたところに、どこかで、どこかで見たことがあるお顔。
…誰やった?思い出せそうで思い出せなくて、しばし固まって見つめる。

あ!柚子ねこさんやん!(@_@)

何年ぶりかの感激の再会。
まさか、まさか、こんなところでお会いするとは!
またライブ活動を再開されているようで、お元気そうで何より。
しばしお茶を飲みながら、あれこれお話しをする。

それにしても、つくづく思う。
人間って目に見えないところで繋がってるんやね。
それもこれも、私が音やさんに来ていて
彼が音やさんに現れたことで繋がった。
そう思うと、「実(じつ)」というのは大事やなあと思う。
こうやってネットでいろんなことを配信していても
キーボード1つで結構なことが出来る時代になっても
それを実のあるものにするには
やはり現実に動かないといけないし
動けば、また何か新しい展開が待っている。
新しい出会いが待っている。

歌を通して自分を表現する人たち。
その周りでコバンザメのようにウロウロして、仲間に入れてもらっている私。
ほんと、歌も歌わないのに、よくぞお仲間に入れてもらっていることよ。

みんなが微振動することで、空気が変る。
それを実感したライブだった。

あんまり考えすぎんことやね。
迷ったらやる。
やったら否応なく結果がでるし、それでまた考えたらいい。
自分のやれることを楽しくやればいいんよね。
そう思いながら音やをあとにした。

新しい出会い、そして再会に、ありがと!


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